「法曹実務者」分科会
(各分科会の活動内容についてはこちらをご覧下さい)

■開催日時: 2024年10月24日(木)19:00~

■全体テーマ:「近未来ネットワークのセキュリティとフォレンジックのヒント」
 講演1:
 「情報通信ネットワーク技術の現状と今後」
 坂野 寿和 氏
 (国際電気通信基礎技術研究所(ATR)波動工学研究所 所長)

 講演2:
 「Beyond5Gに向けたセキュリティ ~ 量子コンピュータによる暗号解読への対策 ~」
 横山 浩之 氏
 (国際電気通信基礎技術研究所(ATR)適応コミュニケーション研究所 所長)

■講演概要
講演1:
スマートフォンなどデジタル技術の恩恵を日々受けながら生活するデジタル社会が広がるにつれて、情報通信ネットワークには大容量化とともにレジリエント性の確保が益々求められています。
また、情報通信ネットワークにはスマートフォンだけでなく、ロボットやアバター、その他様々なセンサーが接続されるなど利用形態も多様化しています。こうした背景のもと、本講演では、身近な情報通信ネットワーク技術やATRにおける脳科学やロボットの研究例を俯瞰し、今後出現しうる課題等をデジタルフォレンジックなどの観点から考察してみます。

講演2:
近年、量子コンピュータの研究開発が急速に進んでおり、無線通信システムが採用する暗号技術は、量子コンピュータに対しても安全性を確保する必要があります。本講演では、5Gのアーキテクチャとセキュリティの仕組み、量子コンピュータの研究開発の現状を解説し、共通鍵暗号と公開鍵暗号について、どのような対策が有効であるのかを説明します。

■講師略歴
講演1:坂野 寿和(さかの としかず)氏
1987年東北大学大学院電子工学専攻修士了。同年日本電信電話株式会社(NTT)入社。研究所にて
光通信システム、超高精細画像通信システム、耐災害ICTなどの研究開発に従事。
2015年から株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)においてベンチャーファンド運用、事業開発業務を担当。2022年より波動工学研究所所長。災害実働機関向けエッジコンピューティング、テラヘルツ波を用いた高速無線LAN技術等の研究開発に従事。博士(工学)。

講演2:横山 浩之(よこやま ひろゆき)氏
1994年国際電信電話株式会社(現KDDI株式会社)入社。研究所にて通信ネットワークの設計運用技術に関する研究に従事。
2018年から株式会社国際電気通信基礎技術研究所適応コミュニケーション研究所所長。
5G総合実証試験、5G/6Gにおける耐量子計算機暗号の活用に関する研究開発に従事。

■定員 オンライン視聴参加 100名まで

■参加条件
IDF会員、またはその紹介による非会員の方。
※参加をご希望される非会員の方には、是非IDF入会をお勧め下さい。

■参加費 無料(要事前登録)

■お申し込みの締切り
下記期限までですが、定員に達し次第、受付を締め切ります。
10/21(月)12時最終締め切り
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