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コラム

第378号コラム「インターネットバンキングと不正送金」

本 憲太郎 幹事(株式会社NTTデータ 基盤システム事業本部 セキュリティビジネス推進室 シニアエキスパート)
1 発生状況について
インターネットバンキングにおける不正送金事件が無くなりません。平成27年2月12日に警察庁から公表された「平成26年中のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況等について」によれば、平成26年度中に発生した不正送金の総額は約29億1000万円となっており、これは平成25年度の約2倍の額となっています。また、全国銀行協会が平成27年8月26日に公表した「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し件数・金額について(平成27年7月発生分:速報値)」によれば、平成27年4月から7月までの不正送金は個人、法人合わせて432件発生し、その総額は6億5000万円に上るとのことです。

第377号コラム「『忘れられる権利』と実名報道」

小向 太郎 理事(株式会社情報通信総合研究所 取締役 法制度研究部長 主席研究員)
インターネット上でいわゆる「忘れられる権利」が議論になっている。特に問題となるのは、インターネット上に掲載されている自分に関する情報が間違っていたり、過去の触れてほしくない事実に関するものであったりする場合に、削除を求めることができるかということである。

第376号コラム「エキスパートの暗黙知を学ぶ人工知能技術」

守本 正宏 理事(株式会社UBIC 代表取締役社長)
前回の私のコラムで“干し草の中の干し草を探す”というテーマをお伝えしたと思いますが、フォレンジック調査やディスカバリ支援作業においては、データを読んだだけでは証拠かどうかを判断するのが極めて難しいものが少なくありません。しかし、経験のあるエキスパートはそれでも何かを感じ取り、そのあいまいな断片から仮説を立て、さらなる証拠を見つけ出し、仮説の一つ一つを立証しながら、真実にたどり着くことができます。

第375号コラム「セキュリティ人材の一考察」

宮坂 肇 理事(株式会社NTTデータ・アイ SDコンピテンシー推進部 部長)
サイバー攻撃、情報漏えいや個人情報紛失等のセキュリティ記事を毎日見かける。情報セキュリティ事案も今年になってから年金機構や東京商工会議所などで発生し、サイバー攻撃事案として記憶に新しいところでもある。
ニュース等の記事に書かれることにより、国民等の情報セキュリティへの関心も高まり、企業や政府機関等も情報セキュリティ対策を促進しつつある。さらに、2020年の東京で開催されるオリンピック・パラリンピック等があり、サイバー攻撃をはじめとした外部からの脅威が増加することが予測されるなか、企業や政府機関等のセキュリティ確保は急務な状況になっている。

第374号コラム「サイバー攻撃対策と「通信の秘密」の考え方 その3」

小山 覚 理事(NTTコミュニケーションズ株式会社 経営企画部 マネージドセキュリティサービス推進室 担当部長)
今回は「通信の秘密」の話題を取り上げたい。 総務省は7月17日に「電気通信事業におけるサイバー攻撃への適正な対処の在り方に関する研究会」の第二次取りまとめを発表し、パブリックコメントを募集した。これは日々、巧妙化、複雑化するサイバー攻撃に対して、プロバイダーなどの電気通信事業者が、通信の秘密に配慮した適切な対応が可能となるよう、「通信の秘密」との関わりについて検討結果を取りまとめたものである。ご一読されることをお勧めしたい。

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