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メルマガ コラム
毎週IDF事務局より発信しておりますメールマガジンのコラムを掲載しています。
技術、法律の他にも、様々な分野からフォレンジック、セキュリティに関する最新情報や、知見をご紹介しております。
書籍
当研究会が監修した書籍をご紹介しております。
イベント
IDFが主催しております各種イベントの開催案内、および開催報告です。
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また、過去に行われた分科会、イベントの情報もございます。
各分科会のご案内
イベントのご案内
最新情報
「法曹実務者」分科会(第21期第3回)
2024年6月18日 「法曹実務者」分科会分科会第21期
開催日時: 2024年10月24日(木)19:00~
全体テーマ:「近未来ネットワークのセキュリティとフォレンジックのヒント」
講演1:
「情報通信ネットワーク技術の現状と今後」
坂野 寿和 氏(国際電気通信基礎技術研究所(ATR)波動工学研究所 所長)
講演2:
「Beyond5Gに向けたセキュリティ ~ 量子コンピュータによる暗号解読への対策 ~」
横山 浩之 氏(国際電気通信基礎技術研究所(ATR)適応コミュニケーション研究所 所長)
「法曹実務者」分科会(第21期第2回)
2024年6月18日 「法曹実務者」分科会分科会第21期
開催日時: 2024年7月26日(金)19:00~
全体テーマ:
「情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究室メンバーによる講演」
講演1: 山本 貴司 氏(NICT研究技術員)
「サイバーセキュリティネクサス(CYNEX)の紹介」
講演2: 川村 慎太郎 氏(NICT研究技術員)
「サイバー攻撃観測システムの紹介」
講演3: 藤田 彬(あきら) 氏(NICT主任研究員)
「総合セキュリティアプリ『WarpDrive タチコマ・セキュリティ・エージェント』」
コラム第826号:「アクティブサイバーディフェンスと企業のセキュリティ対策について その3」
第826号コラム: 小山 覚 理事(NTTコミュニケーションズ株式会社 情報セキュリティ部 部長) 題:「アクティブサイバーディフェンスと企業のセキュリティ対策について その3」 2024年6月7日、総理大臣官邸で第1回サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議が開催された。岸田総理は冒頭「サイバー安全保障分野での対応能力を欧米主要国と同等以上に向上させることを目標に掲げ、その柱として能動的サイバー防御を導入する」ことを宣言されたそうだ。
「法務・監査」分科会(第21期第1回)
2024年6月11日 「法務・監査」分科会分科会第21期
開催日時: 2024年7月9日(火)19:00~21:00
題 目 :「在外外国人の通信の秘密と国家安全保障」
講 師 :小西 葉子 氏(関西学院大学 総合政策学部 専任講師)
コラム第825号:「個人情報保護法のいわゆる「クラウド例外」について」
第825号コラム:小向 太郎 理事(中央大学 国際情報学部 教授) 題:「個人情報保護法のいわゆる「クラウド例外」について」 最近、個人情報保護の分野で、「クラウド例外」ということばを聞くようになった。クラウド例外とは、個人情報保護委員会が公表しているQ&Aの、次の記述のことである。 「(個人データを含む電子データを取り扱う情報システムに関して、クラウドサービス契約のように外部の事業者を活用している場合に)当該クラウドサービス提供事業者が、当該個人データを取り扱わないこととなっている場合には、当該個人情報取扱事業者は個人データを提供したことにはならない(「個人情報保護委員会『個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン』に関するQ&A」A-53)」 これが問題になるのは、次のような懸念があるからである。 ①個人データの第三者提供には、原則として本人の同意が必要である(第27条第1項) ②クラウドサービス上に個人データを保存することが第三者提供になるのなら、本人の同意を取らなくてはならない ③クラウドサービス提供者が、個人データ取扱いの委託先に当たるのであれば上記の第三者に該当しない(第27条第5条第1号)が、提供者には委託先の監督が義務付けられる(第25条) ④外国にある委託先への提供は、上記の第三者から除外されず、原則として本人の同意等が必要である(第28条)