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最新情報
コラム第806号:「気候⾵⼟と社会」
第806号コラム:丸山 満彦 監事(情報セキュリティ⼤学院⼤学 客員教授/PwC コンサルティング合同会社パートナー) 題:「気候⾵⼟と社会」 はじめに 先⽇、ペルシャ⼈の私の友⼈から「東京に最初に来たときに地下から地上にでると⾃分を⾒失って不安になっていた」という話を聞きました。彼の故郷のイランの街では、遠くの⼭などのランドマークを⾒て、⾃分が現在いる位置を把握していたそうです。ところが、東京にくると⽬の前にビルが⽴っていてランドマークが⾒えなく、⾃分とランドマークの位置関係がわからず不安になるということでした。 「迷ったら、⾼いところに登ってランドマークを探し、⾃分のいる位置を確かめる。」そういう習慣があると⾔っていました。この考え⽅はビジネスにも⽣きていて、彼は新社会⼈に、「(1) ⾼い⽬標を掲げ、常にそれに向かうこと、(2) ⾃分を⾒失ったら、まずは⾃分の⽬標確かめて、今⾃分がいるところを確かめること」、とアドバイスしているそうです。なるほどと思いながら私は、30年前に読んだ NHK ブックスの「森林の思考・砂漠の思考」(鈴⽊秀夫著)*ⅰを思い起こしました。
「法務・監査」分科会(第20期第4回)
2024年1月26日 「法務・監査」分科会分科会第20期
開催日時: 2024年3月4日(月)19:00~21:00
題 目 :「電子保存情報を対象とするディスカバリの越境的適用の拡大による法帝国主義(legal imperialism)への批判と日本における対応の在り方」
講 師 : 片岡 弘 氏 (麻布台片岡法律経済事務所・情報セキュリティ大学院大学)
「法曹実務者」分科会(第20期第4回)
2024年1月23日 「法曹実務者」分科会分科会第20期
開催日時: 2024年2月21日(水)19:00~
題 目 :「サイバー犯罪の変遷と刑法」
講 師 : 石井 徹哉 氏(IDF理事、大学改革支援・学位授与機構教授)
コラム第805号:「災害時に信頼できるリーダー」
第805号コラム:舟橋 信 理事(株式会社FRONTEO 取締役) 題:「災害時に信頼できるリーダー」 能登半島地震発生から2週間経過したが、住民避難や生活支援、ライフラインの復旧等に困難な状況にあることが報道されている。ニュース映像で見る限り、避難所の設備等も過去の教訓が生かされているとも思えない状況であり、1月16日には、首相が非常災害対策本部において、被災者のホテル等への2次避難の促進を指示しているのが実情である。 2次避難におけるリーダーの意思決定に関して、20年前の新潟県中越地震の際に旧山古志村における全村避難にかかわった村長や新潟県警機動隊長、陸上自衛隊第30普通科連隊隊長等にインタビューした記録を基に、その経過をご参考に供することとしたい。
コラム第804号:「2023年の医療セキュリティを振り返る」
第804号コラム:江原 悠介 理事(PwCあらた有限責任監査法人 システム・プロセス・アシュアランス部 ディレクター/IDF「ヘルスケア」分科会 主査) 題:「2023年の医療セキュリティを振り返る」 2023年は国内の医療セキュリティにとって大きな変換点となる節目であったといえる。 2023年4月から、医療法施行規則14条2項の見直しに伴い、医療機関では医療情報システムのサイバーセキュリティが医療安全管理の一部として求められることになった。これを受け、医療法25条1項に基づく立入検査で、感染症対策や医薬品管理、医療機器管理等と同等の観点でサイバーセキュリティへの対応が図られているかについて、医療機関は重点的なチェックを受けることになった。そして、この取り組みは2024年においても継続される。さらに、この範囲は当初は病院のみであったが、調剤薬局にも同等の検査が入ることが23年10月に周知された。今後、病院や薬局は検診や介護等の関連する領域と深く連動していることもあり、この範囲が拡大していくことは明らかである。