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年度別一覧
期(年度) | 掲載コラム号数 |
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第22期(2025年度) | 第868号~ |
第21期(2024年度) | 第816号~第867号 |
第20期(2023年度) | 第764号~第815号 |
第19期(2022年度) | 第712号~第763号 |
第18期(2021年度) | 第659号~第711号 |
第17期(2020年度) | 第609号~第658号 |
第16期(2019年度) | 第559号~第608号 |
第15期(2018年度) | 第509号~第558号 |
第14期(2017年度) | 第458号~第508号 |
第13期(2016年度) | 第408号~第457号 |
第12期(2015年度) | 第356号~第407号 |
第11期(2014年度) | 第305号~第355号 |
第10期(2013年度) | 第254号~第304号 |
第9期(2012年度) | 第203号~第253号 |
第8期(2011年度) | 第151号~第202号 |
第7期(2010年度) | 第99号~第150号 |
第6期(2009年度) | 第47号~第98号 |
第5期(2008年度) | 第1号~第46号 |
最新のコラム
- コラム第872号:「地方創生の取り組み」第872号コラム:伊藤 一泰 理事(近未来物流研究会 代表)題「地方創生の取り組み」 【Episode1】 僕の少年時代の原風景は、秋田県北部の農村風景である。そのころ暮らしていた家の窓から見えていた印象的な風景は、春の田んぼと農作業をしている農家の人たちある。 3月までの長い冬が過ぎて、雪解けの4月になると、北東北にもやっと春がくる。まだ、風は冷たいものの「水温む季節」である。春の農作業は、牛馬を使った代掻き(しろかき)から始まる。なかなか言うことを聞かない牛馬をなだめすかせて、木製農具を苦労しながら操るお百姓さんの姿を見ていた。 そのうち「耕運機」なるものが登場した。ヤンマーやイセキなどの農機具メーカーが開発した画期的な農業用機械だ。農家の人たちにとっては仕事が随分と楽になって作業効率アップになったようだ。
- コラム第871号:「物理的な「場」とバーチャルな「場」」第871号コラム:石井 徹哉 理事(明治大学法学部専任教授) 題:「物理的な「場」とバーチャルな「場」」 1 最近、報道等でオンラインカジノが取り上げられることが増えてきています。オンラインカジノの関与者を日本の刑法により処罰するためには、犯罪が日本国内でおこなれたこと、「日本国内において罪を犯した」ことを必要とするのが原則です(刑法1条)。これを属地主義といいます。問題は、「日本国内において罪を犯した」とはどのようなことを意味するのか、どのように判断することになるのかということにあります。このことについて、学説もおそらく判例も、いわゆる遍在説との立場をとり、行為者の行為又はその結果のいずれかが日本国内において生じれば足りるという考えをとっているとされます。
- コラム第870号:「翻訳された言葉としてのデジタル・フォレンジック」第870号コラム:佐々木 良一 理事(東京電機大学 名誉教授 兼 同大学サイバーセキュリティ研究所 客員教授) 題:「翻訳された言葉としてのデジタル・フォレンジック」 本を読んでいて、うまい翻訳語だなと感心したり、翻訳語を作った人たちは苦労したんだろうなとしみじみ思ったりすることがある。 衛生などはSanitaryの訳であろうが名訳である。中国の思想家、荘子の庚桑楚篇に登場する『衛生』という言葉を「生命を衛る」という意味で行政用語として用いたものであるようだ。この使用を明治政府に具申したのは長與専斎であるといわれている。類似の翻訳語として、衛星がある。Satelliteの訳で何かを衛る星という意味だろう。衛星も衛生もなかなかの名訳だと思う。
- コラム第869号:「トランプ政権の法律戦略」第869号コラム:湯淺 墾道 理事(IDF副会長、明治大学 公共政策大学院 ガバナンス研究科 教授) 題:「トランプ政権の法律戦略」 就任以来、一貫性や論理性、客観的根拠を欠くような政策を次々に発表し、内外の人々を驚かせたり呆れさせたりするような施策を実行している2期目のトランプ政権であるが、実は周到に用意された法律戦略に基づいているという見方もある。 2期目のトランプ政権の最大の法的課題は、3期目を狙うことはできないという根本的な憲法上の制約である。第二次世界大戦中にフランクリン・ルーズベルト大統領が1944年の大統領選挙で勝利して4期目の任期を務めたことから(在任中の1945年に死去)、戦後、合衆国憲法修正第22条が制定・批准され、「何人も、2回を超えて大統領の職に選出されてはならない。」として3期以上務めることはできないことが明文化された。この規定を改正しないかぎり、トランプ大統領は3期目には就任できないはずである。
- コラム第868号:「新年度のご挨拶:利用者認証と本人認証」第868号コラム:上原 哲太郎 理事(IDF会長、立命館大学 情報理工学部 教授) 題:「新年度のご挨拶:利用者認証と本人認証」 4月になり、IDFの活動は22期目を迎えました。IDFの活動をここまで支えてきて下さいました会員の皆様に改めて御礼を申し上げると共に、今期もよろしくお願い申し上げます。22期の活動計画につきましては既に事務局長から前回のコラムで皆様にご紹介いたしましたが、私の抱負と致しましては、IDFのプレゼンスの一層の向上と共に、会員の皆様同士の交流の活性化に力を入れていきたいという想いがございます。
- コラム第867号:「IDFの第22期計画について」第867号コラム:植草 祐則 理事(IDF事務局長、NTTデータ先端技術株式会社 セキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部 サイバーセキュリティインテリジェンスセンター シニアスペシャリスト) 題「IDFの第22期計画について」 週末は好天の中で桜が咲き始め、いよいよ春らしくなってまいりました。一方、今年の花粉は早めに薬での対応を始めていたので症状は軽微なものの、やはりピークに向かって量が増えているのを体感し、身を以て春を感じている事務局長の植草でございます。
- コラム第866号:「医療安全とサイバーセキュリティ:DX時代の新たな課題」第866号コラム:和田 則仁 理事(神戸大学大学院 医学研究科 医療創成工学専攻) 題:「医療安全とサイバーセキュリティ:DX時代の新たな課題」 当研究会の「ヘルスケア」分科会主査の江原悠介さんにお声がけいただき、2025年3月15日に名古屋で開催された第11回日本医療安全学会学術総会のメイン講演②「各立場で見る、医療分野を取り巻くサイバーリスクの現在、そして今後」でお話させていただく機会をいただきました。そこでの要旨をお伝えしたいと思います。
- コラム第865号:「新しい生活様式とセキュリティ、その後」第865号コラム:宮坂 肇 理事(株式会社NTTデータ先端技術 セキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部 サイバーセキュリティインテリジェンスセンター センター長 Principal Scientist) 題:新しい生活様式とセキュリティ、その後 東日本大震災が発生してから3月11日で14年を迎えている。避難生活を余儀なくされている方々もいまだ2万人を超えている。さらに先日追い打ちをかけるように大規模な山林火災が発生しており二重被災となっている方々も多い。本当に心からお見舞いを申し上げます。今回のコラムでは「新しい生活様式」が公表されてから5年を迎えようとしている。新型コロナウィルス感染症で厚生労働省等から感染対策として出されたものであるが、この公表前後から現在までのIT技術の進展をいくつかとりあげ、そのセキュリティについて触れていきたい。
- コラム第864号:「ものを分解すればわかるのか?「還元論的発想とシステム論的発想」」第864号コラム:丸山 満彦 監事(情報セキュリティ大学院大学 客員教授、PwCコンサルティング合同会社 パートナー) 題:ものを分解すればわかるのか?「還元論的発想とシステム論的発想」
- コラム第863号:「暗号資産のミキシングサービス「トルネードキャッシュ」に対する規制動向について」第863号コラム:北條孝佳 理事(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業 弁護士/NICT 招へい専門員) 題:暗号資産のミキシングサービス「トルネードキャッシュ」に対する規制動向について 1 大規模ハッキング被害 2025年2月21日、海外大手暗号資産取引所がイーサリアム(Ethereum)のコールドウォレットのハッキング被害を受け、15億ドル(約2,238億円)以上の暗号資産が窃取された【注1】。これには北朝鮮のハッカーグループ「ラザルス(Lazarus)」が関与しているとの指摘もある。このような大規模なハッキング被害が発生した場合、暗号資産の資金洗浄(マネーロンダリング)が行われることが多い。本コラムではそのようなマネーロンダリングに悪用されるミキシングサービスの一つである「トルネードキャッシュ(Tornado Cash)」を解説する。