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第10期(2013年度)第254号~第304号
第9期(2012年度)第203号~第253号
第8期(2011年度)第151号~第202号
第7期(2010年度)第99号~第150号
第6期(2009年度)第47号~第98号
第5期(2008年度)第1号~第46号

最新のコラム

  • コラム第946号:「国内医療セキュリティは地域単位で構想しよう」
    第946号コラム:江原 悠介 理事(一般社団法人 Health ISAC Japan 事務局長) 題:国内医療セキュリティは地域単位で構想しよう 国内の医療分野におけるサイバーセキュリティ政策は、大きな転換点を迎えている。 2026年6月に経済安全保障推進法の基幹インフラ制度に医療分野が追加され、特定機能病院や社保・国保支払基金が指定された。 政府はその背景として、医療が国民生活を支える重要な社会インフラであることに加え、医療DXの進展によって医療情報システムのデジタル化・ネットワーク化が進み、サイバー攻撃等による障害が医療提供へ与える影響が大きくなっていることを挙げている。
  • コラム第945号:「世界的な論争に発展したAI脅威論と日本の立ち位置」
    第945号コラム:伊藤 一泰 理事(近未来物流研究会代表) 題:世界的な論争に発展したAI脅威論と日本の立ち位置 今年も天候不順な夏になりました。8月26日に発生したネパール・中国国境での大洪水は 気温上昇により氷河が溶け出したことや降雨パターンの変化が、山岳地帯の斜面を不安定化し、壊滅的な大洪水の引き金になったと言われています。日本でも8月と9月に、千葉県を中心とする水害が発生しました。気候変動がもたらす被害が目に見える形となってきました。先行きの不確実性が高い状況は今後も続きそうです。
  • コラム第944号:「AIにより生成された児童ポルノについて」
    第944号コラム:石井 徹哉 理事(明治大学法学部 専任教授) 題:AIにより生成された児童ポルノについて この6月4日に名古屋地方裁判所は、AIにより生成された自動の姿態の画像について、児童ポルノにあたると判断しました。この判断について、具体的な事案を捨象して、生成AIにより作成された影像すべてが児童ポルノに該当するとの言説がSNSやネットニュースの解説において見受けられますが、事案や裁判所の判断を無視しているように思われます。
  • コラム第943号:「Physical AIと外科医療の信頼設計」
    第943号コラム:和田 則仁 理事(神戸大学大学院医学系研究科 医療創成工学専攻) 題:Physical AIと外科医療の信頼設計 生成AIの急速な進歩により、AIは私たちの日常生活や仕事の中に急速に入り込んできました。私自身、1年ほど前から生成AIのサポートなしでは生活がなりたたない状況となっています。しかし、医療、とりわけ外科医療でこれから起ころうとしている変化は、これまでのAIとは少し性質が異なるように思います。
  • コラム第942号:「現場の善意の先にあるもの」
    第942号コラム:宮坂 肇 理事(株式会社NTTデータ先端技術 セキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部 サイバーセキュリティインテリジェンスセンター センター長/Principal Scientist) 題:現場の善意の先にあるもの 最近、「観測史上最大」という言葉をよく聞くようになった。本コラム執筆時点でも、線状降水帯が日本各地で発生し、大雨による被害が拡大している。例年であれば猛暑の夏となることが多かったが、今年は台風や豪雨が相次ぎ、晴れ間をあまり見ない夏であった。先日、ネパールと中国のチベット自治区との国境地帯で発生した大規模な土石流も、未曾有の災害をもたらしている。いずれも、地球温暖化や気候変動の影響であるとも言われている。  毎年この時期になると、2001年9月11日に発生した米国同時多発テロを思い出す。日本時間では深夜であったが、テレビには、まさに映画の一場面のような映像が繰り返し映し出されていた。あれから、まもなく25年を迎える。当社にも、この出来事を直接知らない世代が増え、記憶自体も少しずつ風化している。
  • コラム第941号:「技術者交流会2026を振り返って」
    第941号コラム:廣澤 龍典 理事(IDF「若手活動」WG 主査/IDF理事) 題:技術者交流会2026を振り返って 若手活動WGが8月7日(金)に開催した「技術者交流会」について振り返ります。本イベントは、昨年度に企画運営して以来まだ二回しか開催していない若いイベントです。毎年12月に開催される「IDFコミュニティ」を除くとなかなか珍しい「交流を重視した企画」でしたが、今年度からはDF資格認定WGにおいても同様の交流企画が始まりましたので、もう珍しいとは言いにくくなりましたね。
  • コラム第940号:「認知的多様性」
    第940号コラム:熊平 美香 監事(一般財団法人クマヒラセキュリティ財団 代表理事) 題:認知的多様性 認知的多様性とは何か 「多様性」という言葉から、性別、年齢、国籍、文化的背景などの違いを思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、組織が多様性を価値創造につなげるうえで、もう一つ重要なのが「認知的多様性」です。
  • コラム第939号:「自律型ロボットとの共生社会におけるデジタルフォレンジックス」
    第939号コラム:丸山 満彦 監事(PwCコンサルティング合同会社 パートナー) 題:自律型ロボットとの共生社会におけるデジタルフォレンジックス 1. 一台の自律型ロボットの事故から… “深夜二時ごろ、物流倉庫の倉庫群に隣接する構内私道で、一人の男性が配送ロボットと接触し、搬送先の病院で死亡が確認された…” 自律型ロボットは配送だけでなく、警備、清掃、点検、見守りなど、さまざまな人間が行動する現場に広がっていくと考えられています。こうした共生が社会に根付くかどうかは、ロボットが事故を起こさないことだけでなく、事故が起きた際に何が起きたのかを説明できるかどうかにも懸かっているように思います。 上記の想定の事故は、単純な機械故障ではありません。例えば、事故を起こした配送ロボットは、物流事業者であるD社が保有・運用していますが、その車体はA社製です。経路選択や群制御の中核ロジックはB社のクラウドAI基盤に依存し、ロボット間通信にはC社の回線が用いられていた、ということはあり得る話ですね。
  • コラム第938号:「ランサム事案における信頼と責任」
    第938号コラム:北條 孝佳 理事(NPOデジタル・フォレンジック研究会理事/一般社団法人日本シーサート協議会専門委員) 題:ランサム事案*1における信頼と責任 1. ランサム対応を「専門家」に委ねたくなる心理  日本において、ランサム被害に直面した組織が、交渉会社や身代金の支払代行会社に支援を求めることは、慎重に検討されるべき選択肢である。多くの機関が繰り返し注意喚起しているように、身代金の支払いは復旧を保証するものではなく、結果として犯罪行為を助長する可能性も指摘されている。そうした状況の中で、「専門家に任せれば解決できるのではないか」という期待のもと、交渉や身代金の支払いを前提とした支援に目を向ける動きが見られることについては、慎重な検討が必要である。  交渉会社や支払代行会社は、被害組織に対して一定の助言や支援を提供し得る存在ではある。しかし、その判断や助言は、あくまでビジネスの枠組みとして行われる以上、被害組織の利益と常に一致するとは限らない。このことを、支援を求める前に明確に認識しておく必要がある。なお、この点は外部専門事業者の活用一般を否定する趣旨ではなく、ランサム攻撃者との交渉や身代金の支払いへの関与を主たる業務とする事業者において生じ得る特有のリスクである。
  • コラム第937号:「日本警察におけるデジタル・フォレンジックの草創期 ―私が見た草創期の歩み―」
    第937号コラム:舟橋 信 理事(株式会社FRONTEO 取締役) 題:日本警察におけるデジタル・フォレンジックの草創期 ―私が見た草創期の歩み―  今日、デジタル・フォレンジックはサイバー犯罪捜査やインシデント対応に欠かせない技術となっている。日本警察が本格的にデジタル証拠の解析に取り組み始めたのは、コンピュータがまだ一部の企業や官公庁で利用されていた時代までさかのぼる。  1970年代後半、日本では銀行のバンキングシステムをはじめとする大型コンピュータ(メインフレーム)の導入が急速に進み、銀行員による不正送金や詐欺事件など、コンピュータを悪用した犯罪が発生するようになった。当時の捜査では、磁気ディスクや磁気テープに保存されたデータを解析し、不正の痕跡を明らかにする作業が行われていた。また、パチンコ等のゲーム機のROMに記録された違法プログラムの解析も実施されており、これらが日本警察におけるデジタル・フォレンジックの原点であった。