法務・監査 分科会
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当日の講演にて使用致しました資料を一部公開しております。
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開催日時:平成26年9月29日(月) 19:00~21:00
題目:「パソコン遠隔操作事件の教訓――サイバー犯罪対策の観点から――」
講師: 佐藤 博史 氏(弁護士)、野間 英樹 氏(株式会社ロジトーイ代表取締役)
開催場所:東京都南部労政会館 第6会議室
※参加費無料(要事前登録)
■講師
佐藤 博史 氏(弁護士)
野間 英樹 氏(株式会社ロジトーイ代表取締役)
■ご講演内容
パソコン遠隔操作事件は、「真犯人メール」が被告人の自作自演だったことが発覚し、被告人が全面否認から全面自白に転じるという劇的な展開を示した。そして、パソコン遠隔操作事件の真相は何だったのかが次第に明らかになりつつある。ところで、パソコン遠隔操作事件は、デジタル・フォレンジックの観点からも学ぶべき点が少なくない。何故なら、パソコン遠隔操作事件は、わが国のデジタル・フォレンジックの限界を明らかにしたからである。そこで、主任弁護人として関与した刑事専門弁護士と特別弁護人として関与したIT専門家それぞれから、パソコン遠隔操作事件はサイバー犯罪対策にとってどのような意味を持っているのかをお話しし、わが国のデジタル・フォレンジックの向上のために何が必要なのかをともに考えた。
■講師紹介
佐藤 博史(さとう ひろし)氏 (弁護士)
(経歴等)
昭和23年11月 島根県に生まれる。
昭和42年 3月 広島県私立修道高等学校卒業
昭和46年 6月 東京大学法学部卒業
昭和46年 6月 東京大学法学部助手(刑法)
昭和47年 4月 司法研修所入所(26期)
昭和49年 4月 弁護士登録(第二東京弁護士会)
昭和63年 1月 千葉工業大学理事,評議員就任
平成6年~平成8年 司法試験考査委員(刑法)
平成16年4月~平成19年3月 東京大学法科大学院客員教授
平成19年4月~平成24年3月 早稲田大学法科大学院教授
(主著)
『刑事弁護の技術と倫理-刑事弁護の心・技・体』(2007年、有斐閣)
『目で見る刑事訴訟法教材(第2版)』(共著)(2009年、有斐閣)
『訊問の罠-足利事件の真実』(共著)(2009年、角川書店)
『横浜事件・再審裁判とは何だったのか 権力犯罪・虚構の解明に挑んだ24年』(共著)(2011年、高文研)
『南風原事件 DNA鑑定と新しい冤罪』(共著)(2013年、現代人文社)
野間 英樹(のま ひでき)氏 (株式会社ロジトーイ代表取締役)
(経歴等)
1976年 東京生れ 幼少時代〜高校まで断続的にアメリカ・イギリスで過ごす。
1995年 東京大学入学
1997年 東京大学農学部進学
1997年 合資会社ヒューメイア立ち上げ(3人の創業メンバーの一人)
システム開発、ドメイン名登録サービス、ホスティングサービス 事業等を手がける。
2000年 東京大学農学部卒業
2007年 株式会社ロジトーイ設立
ビジネスファシリテーションという名の元、事業創造というテーマに取り組みつつ、
ノウハウを蓄積するためシステム開発を行なっている。
2013年11月よりPC遠隔操作事件の特別弁護人を務める。
システム関連の得意分野は下記。
・ネットワーク越しのシステム間連携
・保守性・安定性の高いシステム作り
・下層から上層レイヤーまで多様な知識が必要なシステム
研究テーマ
・「営業」の頭の中身の言語化
・人・企業の情報からのアイディア創造
■多数の方々にご参加頂き、質疑応答でも活発な議論が交わされました。
■講演資料 資料1 資料2 資料3 資料4
■開催場所 東京都南部労政会館 第6会議室 地図は【こちら】
■参加者数 75名
■参加条件 IDF会員限定
■参加費 無料