第56号コラム「デジタル・フォレンジックは、専門家以外の方の助け(役割)も必要としています」
~「デジタル・フォレンジックのキーワード」=「正確性(正当性)や信頼性」と「見える化(積極的な可視化による問題発生の抑制、早期解決能力の向上)」~
第56号コラム:小山 幸輝 氏(株式会社インフォセック セキュリティエンジニア、IDF会員)
題:「デジタル・フォレンジックは、専門家以外の方の助け(役割)も必要としています」
~「デジタル・フォレンジックのキーワード」=「正確性(正当性)や信頼性」と「見える化(積極的な可視化 による問題発生の抑制、早期解決能力の向上)」~
デジタル・フォレンジックという言葉を聞くと、専門家が証拠を収集、分析するというイメージがあります。そのイメージは、デジタル・フォレンジックの専門家が、不正(犯罪)調査やインシデントレスポンス(事故や事件への対応)を行い、法的紛争(訴訟)などに貢献するという一面から来ているのかもしれません。
デジタル・フォレンジックの専門家が扱う証拠となるデータなどは、改変されることなく、正確に記録されていることが重要であり、その正確性(正当性)をより高めることが、信頼性を高めることにもつながると考えます。
なぜなら、証拠となるデータなどが、正確に記録されずに、誤って記録されている疑いがあれば、真実を証明する難易度が増して、不正(犯罪)に関係していない無罪の人の潔白を明らかにできずに、不幸になる(有らぬ疑いをかけられる)可能性が高まるだけでなく、実際に不正を犯した人の有罪の事実すら立証されず、有罪の人には逃げられるかもしれないからです。
