第30号コラム「第5回デジタル・フォレンジック・コミュニティ開催に向けて」
第30号コラム:丸谷 俊博 理事・事務局長(株式会社フォーカスシステムズ 新規事業推進室 室長)
題:「第5回デジタル・フォレンジック・コミュニティ開催に向けて」
来る12月15日(月)、16日(火)の二日間、第5回目となるデジタル・フォレンジック・コミュニティ2008が開催されます。IDF設立後、5年目となる現在では、“デジタル・フォレンジック”という言葉もセキュリティ関係者や研究者であれば周知の用語として定着してきました。その適用分野や概念的にカバーする範囲も当初の“捜査・調査”主体のものから、内部統制やコンプライアンス等の“監査用証拠”の確認・検証・評価手段として、また、各種ITリスクへの事前防止やインシデントへの即応手段(※1)として、更には収集したフォレンジック・ログの経営分析への活用等の積極的な使用も始まっています。今後は、M&A検討の際の財務・資産調査や自らの情報公開等の裏付け証明としての適用や訴訟処理に関しても米国での“e-Discovery(訴訟の各当事者は互いに相手方に手持ちの電磁的証拠や情報を開示しなければならない)”の様な形態への対応も求められる趨勢となるものと思います。
