第59号コラム:竹崎 紀子 氏(ベイシス・テクノロジー株式会社)
題:「デジタル・フォレンジックのオープンソースソフトウェア The Sleuth Kit開発者 (Brian Carrier)へのインタビュー」
IDF会員の皆様にはすでにおなじみの方も多くいらっしゃると思いますが、デジタル・フォレンジックのオープンソースツールの草分け的存在として、The Sleuth Kit (「ザ・スルース・キット」と発音)というファイルシステム調査用のソフトウェアライブラリ(コマンドラインツール)があります。このThe Sleuth KitならびにそのGUI(グラフィカル・インターフェース)であるAutopsy を開発したBrian Carrier (現 Basis Technology Corporation勤務)に、デジタル・フォレンジックの米国での動向や今後の展望などについてインタビューしてみました。
http://www.sleuthkit.org/
http://www.basistech.co.jp/management/ (一番下にBrian の紹介があります。)
竹崎: The Sleuth Kit を開発したきっかけは? USではこの分野の研究は盛んなのか?
Brian: 今は大学でデジタル・フォレンジックを勉強できるところがでてきたが、私が大学生、大学院生のころはこれを勉強できるところはなかった。個人的興味でデジタル・フォレンジックの研究を始め、それがThe Sleuth Kit の開発に発展した。もともとはThe Coroner’s Tool Kit というデジタル・フォレンジックのオープンソースソフトウェアがあって、それに機能追加をして発展させたので、このThe Coroner’s Tool Kit との出会いがきっかけだったと言える。今のThe Sleuth Kitには、もうThe Coroner’s Tool Kitのオリジナルのソースコードはほとんど残っていないが。