「法曹実務者」分科会
(各分科会の活動内容についてはこちらをご覧下さい)
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当日の講演資料は、参加者の皆様に限りの配布となっております。ご了承くださいませ。
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※緊急事態宣言を受け、会場参加の受付を中止し、ご参加方法はWEB視聴のみと致しました。
開催日時:2021年1月21日(木) 19:00~21:00
題目:「ブロックチェーンを利用したデジタル証拠の改ざん防止システムとトークンエコノミーの構築」
※参加費無料(要事前登録)
■講師
小坂谷 聡 氏(IDF「法曹実務者」分科会 関西地区幹事、小坂谷・中原法律事務所 弁護士)
■ご講演内容
今年(2020年)6月、自民党司法制度調査会が政府に対して、刑事裁判手続きの IT化の検討を求める提言をまとめたと報道されました。民事裁判手続きに続き、刑事裁判手続きについても IT 化の流れは今後加速していくことが予想されます。中でも、改ざんの防止策が重要な課題となっており、本分科会では、近時、刑事手続きにおいても扱われる機会が増加しているデジタル証拠の改ざんを防止するシステムについて検討したいと思います。
デジタル証拠には、客観的・科学的証拠として高い信頼性が期待される一方で、改ざんが容易であるという性質があり、捜査機関等による不正を防止し、証拠の信頼性を確保するための制度・システムとして、今回、ブロックチェーンを利用した改ざん検知のシステムについて提案しますが、その概要とともに、トークンを活用したトークンエコノミーの構築について説明したいと思います。
■講師紹介
【小坂谷 聡 氏】
弁護士(大阪弁護士会所属)・小坂谷・中原法律事務所、情報処理安全確保支援士・情報セキュリティ監査人補、一橋大学法学部卒業・同大学院法学研究科修士課程修了・同博士後期課程退学、現在、立命館大学大学院情報理工学研究科博士課程後期課程(上原研究室)在学中
(発表論文・いずれも共著)
改正通信傍受法における通信傍受の暗号技術に関する研究(情報ネットワーク・ローレビュー第15巻 2017.10)、無線LANアクセスポイントへの無断接続に関する考察(情報法制研究第7号 2020.5)、ブロックチェーンを利用したデジタル証拠の改ざん防止システムとトークンエコミーの構築(情報処理学会論文誌 Vol.61-9、2020.9)
■開催場所 オンライン視聴のみ
※コロナウイルス感染拡大の為、会場参加は中止となりました。
■参加者数 53名
■参加費 無料(要事前登録)