日増しに秋の深まりを感じるようになりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は、メールマガジン第2号をお送りさせて頂きます。
今回はコミュニティ2021プログラムの概要(1日目)をご紹介し、次回メルマガ第3号では、2日目のプログラムの概要をご紹介する予定です。

尚、一部、メルマガ4号以降でのお知らせとなる講演プログラムも御座います。また、今後も逐次、最新情報をご案内致します。

※コミュニティへの参加申込、協賛申込は、随時受付けております。
皆様のお申込を心よりお待ちしております。

デジタル・フォレンジック・コミュニティ2021開催案内ページ

■プログラム1日目■

【12/6(月)10:00~17:00】

1 開会挨拶 10:00~10:10
上原 哲太郎 氏(実行委員長、IDF会長、立命館大学 情報理工学部 教授)

2 講演1 10:10~11:00(50分)
講師: 河原 淳平 氏(警察庁 サイバーセキュリティ・情報化審議官)
演題: 「サイバー空間の公共空間化と警察の取組」
概要: サイバー空間は、全国民が参画し、重要な社会経済活動が営まれる公共空間へと変貌を遂げており、その安全安心の確保は、国民にとって安全安心なデジタル社会の実現のために必要不可欠なものとなっている。一方で、サイバー犯罪・サイバー攻撃はその手口を深刻化・巧妙化させており、サイバー空間をめぐる情勢は極めて深刻な情勢となっている。本講演では、サイバー空間の脅威の現状と警察の取組について概観するほか、来年度を目途としたサイバー局等の設置構想についても概説する。

3 講演2 11:10~12:00(50分)
講師: 上原 哲太郎 氏(実行委員長、IDF会長、立命館大学 情報理工学部 教授)
演題: 「自治体情報システムの共同化とフォレンジックから見た課題」
概要: デジタル改革関連法として地方公共団体情報システムの標準化に関する法律が制定され、自治体情報システムのうち17分野の業務について共同化が定められた。それに伴い各自治体のシステムが国主導のクラウドシステムに巻き取られることになるがその運用に関しては課題が多い。特に、クラウドにおける責任分界モデルとの関係や障害・事故対応時のフォレンジックについては不明な点が多い。本講演では、自治体システムの共同化の概要と、自治体側から見た懸念や課題について解説する。

4 講演3 13:30~14:20(50分)
講師: 守本 正宏 氏(株式会社FRONTEO 代表取締役社長)
演題: 「経済安全保障を見据えたデジタル・フォレンジック体制について」
概要: 現在、経済の動きに関連した国家安全保障上の課題や、経済安全保障への対応が重要となっています。注目されているサプライチェーンにおける安定供給の確保、人権リスクの排除、軍事産業への関与等の問題に加え、経済活動における情報流出も極めて重要な課題です。本セッションでは特に、デジタル・フォレンジックやディスカバリ対応を通じた情報流出の現状をお伝えし、それについての対策を提言します。

5 企業プレゼン 14:20~14:45(25分)

6 研究会1 15:00~17:00(120分)
テーマ: 「民間企業が行うサイバーインテリジェンス」
座長: 名和 利男 氏(株式会社サイバーディフェンス研究所 専務理事 兼 上級分析官、IDF理事)
概要: 日本国内におけるサイバー脅威や経済安保環境の急激な変化を受けて、民間企業が自らの努力で状況認識(situation awareness)を高めなければならなくなり、政府もそれを求めるような施策を打ち出している。そこで、研究会1では、サイバー空間で発生する事象を積極的に収集・分析して、情勢判断や意思決定につなげていくプロセスのあり方や、実現するための体制や保有すべき能力などについて議論します。

パネリスト: Davidi Carmiel 氏(KELA株式会社 CEO)
小講演題: 「ランサムウェア攻撃のエコシステム」
概要: 米コロニアル・パイプラインをランサムウェア攻撃したダークサイドが活動を停止した後も依然としてランサムウェア攻撃は止みません。ランサムウェア攻撃を生業とするサイバー犯罪者と彼らの活動を支援する犯罪者が緩やかに結びつき、ランサムウェア攻撃のエコシステムを形成しているからです。この講演では、ランサムウェア攻撃のエコシステムの中で活動する「初期アクセスブローカー」などの実態についてご説明します。

パネリスト: 政本 憲蔵 氏(マクニカネットワークス株式会社 セキュリティ研究センター長)
小講演題: 情弱に陥らないための脅威インテリジェンスの理解と活用
概要: 「脅威インテリジェンス」とは何か、その目的にあわせた選択と活用シーンについて知見を共有します。OSINTで入手できるものから、商用のものまで、その特性を正しく理解し、目的に応じた選択をしなければなりません。普段からの情報収集を怠っていると情報弱者となり、ベンダーの宣伝を鵜呑みにし、思考停止に陥りがちです。脅威インテリジェンスの正しい理解と、効果的な活用を目指しましょう。

パネリスト: 李 喜明 氏(英国:日本サイバーディフェンス株式会社 非常勤役員、シニアエグゼクティブアドバイザー、元:中華民国(台湾)海軍 第26代参謀総長)
小講演題: ― 調整中(メルマガ4号以降で紹介します) ―
概要:   ― 調整中(メルマガ4号以降で紹介します) ―