今回は、コミュニティ2024プログラムの概要(1日目)をご紹介いたします。
次回メールマガジン3号では、プログラムの概要(2日目)をご紹介する予定です。

なお、コミュニティの参加申込、協賛申込は、随時受付けております。
皆様のお申込みをお待ちしております。

■第21回デジタル・フォレンジック・コミュニティ2024テーマ:
「経済安全保障とデジタル・フォレンジック」

・日程:12/9(月)~12/10(火)
・会場:品川ザ・グランドホール(本年より会場変更)
    品川駅 港南口より徒歩5分
    https://tg-hall.com/
・開催方式:会場参加(オンラインはありません)
・定員:250名
・参加費:IDF会員 10,000円 一般 15,000円 学生(社会人学生は除く) 5,000円
・締切:11/25(月)(ただし、満員になり次第、締め切ります。)

【デジタル・フォレンジック・コミュニティ2024ご案内ページ】
https://digitalforensic.jp/community-21-2024

【参加申込フォーム】
https://digitalforensic.jp/form-community-21-2024

【協賛特典説明Webサイト】
https://digitalforensic.jp/supporter2024/

【協賛申込フォーム】
https://digitalforensic.jp/support-form/

■プログラム1日目:12/9(月)
1.開会挨拶 10:00~10:10 
上原 哲太郎(コミュニティ2024実行委員会 委員長、IDF会長)

2.講演1(基調講演) 10:10~11:00
講師:三角 育生(東海大学情報通信学部長・教授)
演題:「経済安全保障政策とサイバーセキュリティ政策の交差点」
概要:2022年12月に国家安全保障戦略が改定され、軍事、外交、経済、技術、情報など国の総合的な国力をその手段として有機的かつ効率的に用いて、戦略的なアプローチをとるものとし、サイバー安全保障、経済安全保障などの節が設けられました。
現在、能動的サイバー防御などの具体的な政策の実装などが内閣官房にて行われています。
こうした動きは、従来からの日本の情報セキュリティ/サイバーセキュリティ政策の検討の流れからはリープが見られます。そこで、デジタル・フォレンジックを含めサイバーセキュリティ技術が、安全保障政策においてどのような役割を果たしていくかなどについて、行政における経験などを踏まえて検討し、概説します。

3.講演2 11:10~12:00
講師:池上 成朝(株式会社FRONTEO/IDF「DF安全保障提言」WG 幹事)
演題:「経済安全保障とデジタルフォレンジック・DF安全保障提言の推進と課題」
概要:なぜ日本だけが国際訴訟を通じて多くの機微データを海外に出しているのか。
タイからのデータ移転に時間を掛けた事案、韓国企業の厳しいデータ移転規制、また米国の国際武器取引規則 (ITAR) に基づいた案件管理を経験した経緯からDF安全保障提案をどのように日本で提案すべきかをケーススタディと併せて説明する。
また各国の規則を調べた結果明らかになった課題も併せて解説を行う。

昼食・休憩/企業展示 12:00~13:30

4.講演3 13:30~14:20
講師:石井 由梨佳 (防衛大学校 人文社会科学群 国際関係学科 准教授)
演題:「経済安全保障とデータの自由流通の相剋:LINE問題を手がかりに」
概要:事業者らが主に経済的な理由から個人データを越境移転することを、各国は経済安全保障の観点からどのように規律するべきか、2021年に報道のあったLINE社のデータ移転の問題を素材にして検討する。個人情報保護法では越境移転をする際には、相手国が安全であることを求める。
しかし、各国は事業者の情報移転に関してどのような基準で安全を判断するのか、関連する国内法形成の動向や、国際法規範の形成も踏まえながら論じる。

企業プレゼン 14:20~14:35

5.研究会1 14:50~16:50
座長:名和 利男(株式会社サイバーディフェンス研究所などに所属、IDF理事)
演題:「クラウド○○において、脅威アクターが狙う箇所」
概要 デジタルフォレンジック調査や情報分析調査(分析対象がネット空間全般に及ぶ調査)の経験から、クラウド環境のさまざまな側面において、どこがよく狙われるのかについて考えます。

パネリスト: 村山 厚(株式会社 日立製作所 情報セキュリティリスク統括本部 副統括本部長)
小演題:「日立グループにおけるサイバーレジリエンス強化の取り組み」
概要:今、サイバー攻撃は更に激化し、攻撃対象はグローバルかつサプライチェーンに広がり、アタックサーフェスは更に拡大をしています。そして、その攻撃は組織へ甚大な事業影響をもたらすほど
深刻な状況となっています。このような状況において、WannaCry被害で学んだ教訓をいま一度振り返り、現在日立グループで取り組んでいるサイバーレジリエンス強化についてご紹介致します。

パネリスト:露木 正樹(Orca Security Ltd Japan Office)
パネリスト:Isabelle Theisen (野村ホールディングス株式会社 グループ・IT統括部 サイバーセキュリティ室長)

交流会 17:15~19:00

■ポイント対象:
DF実務者資格(CDFP-P)のほか、公認不正検査士(CFE)、ITコーディネータ、ISACA認定資格(CISA/CISM/CGEIT/CRISC)の継続教育ポイント(CPE)の詳細につきましては、別途メルマガにてお知らせいたします。

■製品展示コーナー:
会場 ホワイエ
12/9(月)12:00~17:15、12/10(火)9:30~15:00
協賛企業各社のフォレンジック製品、セキュリティ製品の展示・説明を行います。