コラム第903号:「スマートフォンのデジタル・フォレンジックに関する分科会の報告」
第903号コラム:櫻庭 信之 理事(第一東京弁護士会 弁護士)
題:スマートフォンのデジタル・フォレンジックに関する分科会の報告
ここ数年、不祥事を調査した委員会の認定を裁判所が覆した判決や、第三者委員会の調査判断等も第三者委員会委員の不法行為となりうるとした判決などの民事裁判が注目されています。(中略)
重要証拠のフォレンジック対象は、以前は職場のPCに比重がありましたが、近時、事案によってはスマートフォンが重要証拠の保管元となるケースが増えています。そこで、本(2025)年7月3日開催のIDF法曹実務者分科会(第22期第2回)では、iPhoneを中心に、民間向けのスマートフォン・フォレンジックについて解説いただきました。その内容は分科会参加者以外にも広く共有されるのが有益と思料されたことから、一部ですが、本コラムで紹介する次第です。
