「法務・監査」　分科会（第10期第2回）

法務・監査　分科会
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当日配布致しました資料を公開しております。
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開催日時：平成25年10月1日（火）　18:30～20:30
題目：「デジタル・フォレンジックと通信の秘密」
講師：林　紘一郎　氏（情報セキュリティ大学院大学　教授、IDF理事）
開催場所：東京都南部労政会館　第6会議室

※参加費無料（要事前登録）

■講師　林　紘一郎　氏（情報セキュリティ大学院大学　教授、IDF理事）

■ご講演内容
フォレンジックは、証跡を正確に入手することが前提となるが、入手の前に立ちはだかるのが、
守秘義務に基づく壁であろう。その例の1つが「通信の秘密」であり、わが国ではこの概念が
「広く、かつ厳格に」解釈されてきたことによって、証拠の収集が困難、あるいは違法になる
場合がある。
これは一面では、個人の権利が守られ「安心社会」をもたらすが、それは同時に不正や
犯罪行為を行なう者にも適用されるので、フォレンジックの困難にもつながる。本講演では、
『デジタルフォレンジック事典』の改訂版でこの項を担当する講師が、意外に知られていない
歴史や法解釈を紹介した。

■講師紹介
東京大学法学部卒業。日本電信電話公社（当時）入社後、NTTアメリカ社長（本社役員待遇）、
Nextel社取締役などを歴任。慶応大学メディアコミュニケーション研究所教授を経て、
2004年情報セキュリティ大学院大学副学長・教授に就任。2009年4月から2012年3月まで
同大学学長。現在、同大学教授。

■ご講演風景