第2回大阪弁護士会&IDF共催講演会
(各分科会の活動内容についてはこちらをご覧下さい)

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本講演会資料の公開はございません。
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開催日時:令和元年5月16日(木)18:00~20:00
講師・演題:
(1)安冨 潔 氏(IDF会長)「デジタル・フォレンジックと刑事証拠法-裁判員裁判におけるデジタル証拠の利用-」
(2)野﨑 周作 氏(株式会社FRONTEO)「ビッグデータ時代の紛争調査における人工知能の活用」

■講師と演題及び内容
(1)安冨 潔 氏(IDF会長、京都産業大学客員教授、弁護士、第二東京弁護士会)
「デジタル・フォレンジックと刑事証拠法-裁判員裁判におけるデジタル証拠の利用-」
犯罪立証のための電磁的記録の解析技術及びその手続であるデジタル・フォレンジックは、いわゆるサイバー犯罪だけでなくさまざまな刑事事件において犯罪の証拠としての電磁的記録の収集・保全及び解析という観点から用いられています。裁判員裁判対象事件においてデジタル・フォレンジックを用いて解析された証拠を用いた事例をご紹介して、デジタル証拠の利用における課題を検討しました。

(2)野﨑 周作 氏(株式会社FRONTEO 執行役員 技師長、東京電機大学CySec講師)
「ビッグデータ時代の紛争調査における人工知能の活用」
米国民事訴訟におけるeディスカバリ対応や第三者調査委員会などの調査においては、年々増え続ける企業内の膨大なEメールやドキュメント・ファイルの中から、立証等に必要とされる情報を、限られた時間の中で収集・解析等行う必要に迫られています。このようなビックデータ時代の調査において、人間が行った調査結果の一部を人工知能(AI)が学習し、人工知能が短期間で網羅的な調査をサポートする手法が使われ出してきています。本講演では、人工知能を活用したデジタル・フォレンジック調査の手法と実例に関してお話しました。

■ご講演風景
 

■開催場所 大阪弁護士会館2階 203・204会議室 地図は【こちら

■参加者数 45名

■参加条件 大阪弁護士会会員、IDF会員、省庁オブザーバー及びご紹介頂いた方

■参加費 無料(要事前登録)