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第12期

第380号コラム「組織と信頼」

舟橋 信 理事(株式会社セキュリティ工学研究所 取締役)
近頃、政府や関連団体などの箍が緩んだかのような、組織の信頼を揺るがす数々の事態が発生している。 日本年金機構からの個人情報流出事案。新国立競技場デザインや五輪エンブレムなどの白紙撤回問題。明治日本の産業革命遺産の世界遺産委員会における「forced to work」の解釈を巡る議論。鬼怒川堤防決壊時の自治体の危機管理能力の欠如などである。リーダーシップ、ガバナンス、コンプライアンスが欠如していることの表れであろうか。

データ消去 分科会(第12期 第3回)

開催日時:平成27年10月8日(木) 19:00~21:00
演題:「日本のPCリユースにおけるデータ消去」
講師:飯泉 康一 氏(株式会社アセットアソシエイツ)

第379号コラム「サイバーセキュリティにおける『天動説』」

名和 利男 幹事(株式会社サイバーディフェンス研究所 理事 上級分析官)
サイバーセキュリティに関する数多くのレポートにおいて、サイバー攻撃に関する状況認識として、「高度化・巧妙化」という表現が用いられている。この表現から、攻撃側は「侵害や偽装の“技術”を向上させ、“手口(手法)”の改良(開発)を進め、攻撃が失敗しないようになってきている」という印象を受けるが、確かにこれは間違いない事実である。
一方、我々(以下、防御側)も、情報通信技術やインターネットに係る“技術”を向上させ、積極的に利活用するための“手法”の開発を継続的に進めている。つまり方向性や目的、活動領域は違えど、攻撃側、防御側の双方は同じような行動をしている。

「法務・監査」 分科会(第12期第2回)

開催日時:平成27年10月27日(火) 19:00~21:00
題目:「位置情報とプライバシー:GPSを利用した捜査手法と法的規律をめぐって」
講師: 指宿 信 氏(成城大学 法学部 教授)

第378号コラム「インターネットバンキングと不正送金」

本 憲太郎 幹事(株式会社NTTデータ 基盤システム事業本部 セキュリティビジネス推進室 シニアエキスパート)
1 発生状況について
インターネットバンキングにおける不正送金事件が無くなりません。平成27年2月12日に警察庁から公表された「平成26年中のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況等について」によれば、平成26年度中に発生した不正送金の総額は約29億1000万円となっており、これは平成25年度の約2倍の額となっています。また、全国銀行協会が平成27年8月26日に公表した「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し件数・金額について(平成27年7月発生分:速報値)」によれば、平成27年4月から7月までの不正送金は個人、法人合わせて432件発生し、その総額は6億5000万円に上るとのことです。

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