第14期
第481号コラム「未読防止対策とその周辺」
和田 則仁 理事(慶應義塾大学 医学部 一般・消化器外科 講師)
私は損保会社の顧問をしている。病院で発生した事故について、法的争いになっているかどうかは別として、事故にいたる経緯で病院側に過失(過誤)があるかどうか、意見を述べる立場である。検証する資料は診療録(カルテ)、レントゲンの画像や手術のビデオなどである。いずれもかつてはアナログデータであったが、現代は多くが電子化されており、デジタル・フォレンジック的な考えを導入すべき分野である。
第480号コラム「地方自治体の情報法制の最近の動き」
湯淺 墾道 理事(情報セキュリティ大学院大学 学長補佐、情報セキュリティ研究科 教授)
今回は、地方自治体の情報法制の最近の動きとして、データの保存と利活用の問題について紹介したい。近年、各地方公共団体においてはさまざまなオープンデータの取組が進められてきた。しかしオープンデータは、法律による明確な根拠を欠いていた。
第479号コラム「医療法等の改正に伴う会計監査の義務化の流れにおける病院のセキュリティガバナンスとデジタル・フォレンジック」
江原 悠介 理事(PwCあらた有限責任監査法人 システム・プロセス・アシュアランス部 マネージャー)
本コラムは短時間での読みやすさを意識し、基本的にそれぞれ独立した断章形式でテーマ構成を行っています。全体をご通読頂ければ、「医療法等の改正に伴う会計監査の義務化の流れにおける病院のセキュリティガバナンスとデジタル・フォレンジック」という主旨に結びつくであろうかたちにしています。なお、<B章>は最終的なまとめ部という位置付けにしているため、<A章>を全てご通読頂いたのちに、ご覧になることを推奨します。ご都合のよろしい際に、ご興味のあるテーマから適宜お読み頂ければ幸いです。
第478号コラム「門外漢が考える情報セキュリティ人材の育成」
伊藤 一泰 理事(栗林運輸株式会社 監査役)
(前置き&言い訳)
まさに門外漢である。教育面でも素人、技術面はもちろん素人、知見・経験はない。それなのに、なぜ、突如こんなテーマでコラムを書こうと思ったのか?IDFには、「DF人材育成分科会」があり、主査の佐々木 良一 先生(東京電機大学教授)をはじめとする錚々たる先生方が研究成果を発表されている。先生方のご意見に異論があるわけではない。唯一の理由は、IT人材の採用や研修に携わっていた時の苦労を思い出したからである。
コミュニティ2017 メルマガ第1号「開催案内」
新秋の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、本年も「第14回デジタル・フォレンジック・コミュニティ 2017 in TOKYO」をグランドヒル市ヶ谷にて開催致します。