第19期
コラム第763号:「IDF独立収支運営化1年と今後のIDF活動と運営について」
第763号コラム:丸谷 俊博 理事・事務局長(IDF理事・事務局長) コラム題:「IDF独立収支運営化1年と今後のIDF活動と運営について」 東京の桜は、早くも散ってしまいましたが会員各位におかれましては、 4月からの新たな年度業務の開始に向けて期待や遣る気を膨らませて おられるものと思います。早いものでIDFが独立収支運営に移行した 今期第19期も明日3月31日を持って終了致します。独立収支運営に 移行当初は、第19期末にどの位の第20期への繰越金を確保でき 財務的に安定的なIDF運営を継承できるか不安点も御座いまいしたが、お陰様にて無事に計画に準じて運営することができ、来期第20期への繰越金も第19期予算計画で設定した金額よりも多く残せる見込みとなりました(報告は第20期総会時に行います)。 また、この1年の独立収支運営を通じてIDF運営における財務的な経験や事務局業務を事務局長とパートの体制で廻してゆく経験も積むことができました。
第19期第1回(通算8回目)「日本語処理解析性能評価」実施結果報告
2023年3月28日 「日本語処理解析性能評価」分科会第19期評価報告
第16期、第17期とそれまで実施した計6回の評価結果を踏まえて、評価用データ及び評価手順等の見直しと 改訂検討を進め、第18期から新評価データと新評価基準に基づく評価実施を開始する計画でしたが、生憎とコロナ禍期間中となったため第18期、第19期と日本語処理解析性能評価の実施自体ができませんでしたが、 コロナ対応解除となった第19期末の2023年3月28日(火)に第19期第1回(通算第8回)評価を実施致しましたので、この評価結果等を公開致します。この評価製品は「Lit i View E-DISCOVERY」となります。
コラム第762号:「ウクライナ戦一年を機にサイバー戦法規を改めて考える」
第762号コラム:須川 賢洋 理事(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教) 題:「ウクライナ戦一年を機にサイバー戦法規を改めて考える」 ロシアとウクライナの戦争(※あえて”戦争”と呼ぶこととする)が始まって一年以上が経過した。現代戦においては「5th Domain」とか「第5の戦場」などと呼ばれるサイバー空間での戦いが重要な要素であることは今更言うまでもない。IDFが開催するデジタル・フォレンジック・コミュニティでも2017年には、中谷和弘東大教授にサイバー戦における交戦規定(広義の国際法)である『タリン・マニュアル2.0』について講演いただいているし、5番目のセキュリティ系温泉シンポジウムは「サイバー防衛シンポジウム熱海」と銘打って文字通りサイバーディフェンスやサイバー安全保障を議論の中心に据えている。
コラム第761号:「国際規格ISO/IEC 27701~PIMS:プライバシー情報マネジメントシステム(後編)」
第761号コラム:佐藤 慶浩 理事(オフィス四々十六 代表) 題:「国際規格ISO/IEC 27701~PIMS:プライバシー情報マネジメントシステム(後編)」 デジタル・フォレンジック研究会第661号コラムで、プライバシー対策に関わる国際規格であるISO/IEC 27701の紹介をしました。本稿では、その続きを書きます。 27701は、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)(https://isms.jp/isms/index.html)の要求事項を規定したISO/IEC 27001及びISMSを実施するための規範をまとめたISO/IEC 27002に、プライバシー対策に関する要求事項及び規範を拡張することにより、組織によるPIMS(プライバシー情報マネジメントシステム)の構築を支援することを目的とした国際規格です。
コラム第760号:「身近なセキュリティ〜シニア層のスマートフォン〜」
第760号コラム:宮坂 肇 理事(NTTデータ先端技術株式会社 セキュリティ事業部サイバーセキュリティインテリジェンスセンター長 プリンシパル) 題:「身近なセキュリティ〜シニア層のスマートフォン〜」 従前の携帯電話(フィーチャーフォン)からスマートフォンに移行しつつある現在、シニア層のスマートフォンの利用はどのようになっているのであろうか。さらに、シニア層の利用にあたっては、スマートフォン利用のセキュリティ上の問題が想定されるが、どうなのだろうか。本コラムでは、特にシニア層のスマートフォン利用とそのセキュリティ課題を中心に考察してみたい。