2015年1月19日 / 最終更新日時 : 2015年1月30日 office_y5r18d5t コラム 第345号コラム「著作権法の改正と電子出版の今後の展望」 須川 賢洋 理事(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教) 皆さんは、今年の1月から著作権法が一部変わったことはご存じだろうか。今回は比較的小規模な改正で、また海賊版ダウンロード刑罰化の時のようにエンドユーザの日常に直接影響があるものではないので、メディア等ではほとんど紹介されていない。
2015年1月12日 / 最終更新日時 : 2015年1月30日 user02 コラム 第344号コラム「新しい年を迎えて」 佐々木 良一 会長(東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 教授) 皆様、2015年あけましておめでとうございます。ご存知のようにデジタル・フォレンジックもいよいよ本格的実用段階に入り、ますます重要性を増していると思います。巧妙化する標的型攻撃や、「ベネッセ事件」に見られるような内部からの個人情報の漏洩問題で、民間の専門業者に依頼してデジタル・フォレンジックを適用する機会が増えてきているように思います。
2014年12月29日 / 最終更新日時 : 2015年1月30日 office_y5r18d5t コラム 第343号コラム「年末のご挨拶」 安冨 潔 副会長(慶應義塾大学名誉教授・弁護士) デジタル・フォレンジック研究会は、情報セキュリティの一分野である「デジタル・フォレンジック」の啓発・普及、調査・研究事業、講習会・講演会、出版、技術認定等の事業を通じて、健全な情報通信技術(IT)社会の実現に寄与・貢献することを目的として、2004年9月に発足し、本年は、10周年を迎え、11年目に入ることができました。
2014年12月22日 / 最終更新日時 : 2015年1月30日 office_y5r18d5t コラム 第342号コラム「盗人に支払う金はあるか?」 第342号コラム:松本 隆 理事(SCSK株式会社 基盤インテグレーション事業本部 グローバルセキュリティソリューション部 エバンジェリスト) 盗人に追い銭(ぬすっと に おいせん)ということわざがある。盗人にお金を巻き上げられた上に、更にお金をくれてやるというような「損に損を重ねる」行為を指して言う。普通に暮らしていてそんな状況に巻き込まれることはなかなか無いだろうと思っていたら、最近自分の周りでも聞こえてくるようになった。世界中で猛威を振るいつつある「ランサムウェア」の話である。
2014年12月15日 / 最終更新日時 : 2015年1月30日 office_y5r18d5t コラム 第341号コラム「不完全なディスカバリー(情報開示制度)」 町村 泰貴 理事(北海道大学大学院 法学研究科 教授) デジタル・フォレンジックが用いられる一つの大きな領域として、eディスカバリーがあることはよく知られている。そしてこれはアメリカのディスカバリー制度の下での話であり、日本にはそもそもディスカバリーに相当するような、証拠調べ前の当事者間の情報開示・証拠開示手続が存在しない。