コラム
第416号コラム「第13期のIDF活動について」
丸谷 俊博 理事・事務局長(株式会社フォーカスシステムズ 新規事業推進室 室長) 今期で13年目を迎えたIDF活動は、これまでの理事・監事及び会員各位、そして省庁オブザーバーの方々の諸活動への参加とご推進により、本会の活動目的とする高度情報化社会へのデジタル・フォレンジックの普及・啓発が年々浸透し、各分野の現場に根付いて来ていることが感じられるようになって参りました。
第415号コラム「21世紀の学び方」
熊平 美香 監事(一般財団法人クマヒラセキュリティ財団 代表理事) 2014年に未来教育会議を立ち上げ、教育を変える活動に取り組んでいます。未来教育会議では、2年に亘り、シナリオプランニングという手法を使い、教育と社会の未来シナリオの作成に取り組みました。その結果、明らかになったことは、画一的な既存の学校教育では複雑で変化のスピードの激しい21世紀を生きる準備ができないという危機感を覚えるようになりました。
第414号コラム「出典について」
舟橋 信 理事(株式会社UBIC 取締役) 「講釈師見てきたような・・・」という川柳があります。最近出版された図書を何冊か読書した後、頭に浮かんだ川柳です。 その中にはサイバー関連の図書も含まれております。その違和感は、出典が全く記載されていないことから来ております。 話題として、例えば、スタックスネット(マルウエア)によるイランの核燃料施設へのサイバー攻撃が取り上げられているのですが、恐らく、その執筆者は原本となるものをご覧になって執筆されていると思われます。他の話題も含めて出典についての記述が全くないものでした。
第413号コラム「IoTのセキュリティ対策、その2」
小山 覚 理事(NTTコミュニケーションズ株式会社 情報セキュリティ部 部長) IoTのセキュリティ対策が盛んに議論されるようになってきた。第350号コラム「IoTのセキュリティ対策」ではプロバイダの視点からIoTの懸念をお伝えした。コラム読者からも反響をいただき、IoTに関わる研究会やセミナーなどで愚説を紹介する機会を得ている。今回は「その2」としてその後の取り組み状況についてご紹介したい。
第412号コラム「サイバー脅威主体の認識及び理解の必要性」
名和 利男 理事(株式会社サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官) 被害を発生させたサイバー攻撃の原因究明のプロセスにおいて、デジタル・フォレンジックの手法や技術を利用した調査を行うことが当たり前のようになってきている。 れまでの調査結果の蓄積及び比較検討を重ねてきた結果、徐々にではあるが、サイバー脅威主体の推定に必要な情報を得ることができるようになってきた。分かりやすい比較可能な例として、次の2つを紹介する。