第488号コラム「攻めのデジタル・フォレンジックと法」
石井 徹哉 理事(千葉大学 副学長 大学院専門法務研究科 教授)
サイバーセキュリティ戦略本部は、「2020年及びその後を見据えたサイバーセキュリティの在り方について」(2017年7月13日)において、IoTを主として念頭に置いているものの、ボット撲滅の推進を項目としてあげています。どのような技術的手法を用いるのかは、これから検討されるのでしょうが、ボットの解析については、すでに以前からハニーポッドの使用などによる解析が検討されてきました。しかし、パケット解析を行うことに関しては、すぐに通信の秘密の侵害との疑義が突きつけられ、電気通信事業法や有線電気通信法の通信の秘密侵害罪の成立可能性がいわれたりしました。
