第13期
第13期「デジタル・フォレンジック普及状況調査」報告書公開のお知らせ
2017年5月8日 「DF普及状況調査」分科会書籍第13期
当研究会「DF普及状況調査」分科会が作成致しました「デジタル・フォレンジック普及状況調査」報告書を公開しました。
「地域医療連携組織のためのポリシー作成ガイド」公開のお知らせ
当研究会「医療」分科会WG1及び一般社団法人日本IHE協会が作成しました「地域医療連携組織のためのポリシー作成ガイド」を公開しました。
第457号コラム「『GPS捜査』最高裁判決とその影響の検討」
須川 賢洋 理事(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教) 去る2017年3月15日に最高裁で「GPS捜査」に関する判決が出た。この判決の解説と与える影響について考えてみたい。今回は法学的な見地からだけでなく、あわせて行政学的な見地からも少し書いてみることにする。つまりは、実務はどうなるのかという点も含めて思ったことを述べてみたい。
第456号コラム「『忘れられる権利』に関する最高裁判所の判断」
小向 太郎 理事 (日本大学 危機管理学部 教授)検索サービスの検索結果に対する削除請求の当否が争われた事案について、最高裁判所が2017年1月31日に、削除請求の申し立てを却下(原審の判断を是認)する決定を行った。本件は、さいたま地裁が「忘れられる権利」を認める判断を示したとして話題になった事件であり、高裁ではこの判断が覆され申立てが却下されていた。「忘れられる権利」については、このコラムでも何度か触れているので、今回はこの件を簡単に取り上げたい。
第455号コラム「医療分野におけるポジティブな監査技術としてのデジタル・フォレンジック」
「医療」分科会WG1 江原 悠介 座長 (PwCあらた有限責任監査法人 システム プロセス アシュアランス部 マネージャー) 第13期の「医療」分科会では、医療に関連する異なるテーマを検討する二つのワーキンググループ(以下、WG)を通して、デジタル・フォレンジックの推進活動が行われてきた。 具体的には、複数の医療機関等が加入する地域医療連携システムを統括する組織体の運営に際したデジタル・フォレンジックの有意義性を実務的に啓発する取組を進めるWG1、及び医療情報管理に求められる法的証拠性の要求水準を理論的に検証することを通して臨床・研究等の現場に求められるデジタル・フォレンジック技術の活用可能性を探求するWG2が同時並行的な活動を行ってきた。 本コラムでは第436号で紹介したWG1の活動報告(第436号コラム「地域医療連携におけるデジタル・フォレンジックの可能性の中心」参照)を踏まえ、今年1年にわたるWG1の活動概況とともに、今後、公開を控える成果物の概説を行いたいと思う。