第14期
第484号コラム「IoTセキュリティ対策、その4」
第484号コラム:小山 覚 理事(NTTコミュニケーションズ株式会社 情報セキュリティ部 部長)
IoTのセキュリティ対策について今回で4度目のコラムになるが、お付き合い頂ければ幸いである。(過去のコラムは第350号・第413号・第440号をご参照ください)昨年10月に監視カメラやDVDレコーダに感染したMIRAIと呼ばれるマルウェアが大規模なサイバー攻撃を発生させた。私にコラム第440号を書かせたこの攻撃は、IoT機器の脆弱なパスワード設定を悪用したもので、初期設定パスワードのまま使い続けるリスクや、簡易なパスワード設定のリスクを世界に知らしめた。あれから1年、IoTのセキュリティ対策について国内外で活発な議論が行われ、具体的な取り組みが進められている。
「法務・監査」 分科会(第14期第4回)
2017年10月10日 「法務・監査」分科会分科会第14期
開催日時:平成29年11月17日(金) 19:00~21:00 題目:「WannaCryの被害はなぜ拡大したのか ~あらためてリスク対応戦略を考える~」 講師:森島 直人 氏(EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(株) シニアマネージャー)
コミュニティ2017 メルマガ第2号「1日目プログラム」
朝晩が涼しくなり、秋を感じる気候となって参りました。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 本日は、メールマガジン第2号をお送りさせて頂きます。 今回は、コミュニティ2017プログラムの概要(1日目)をご紹介致します。
第483号コラム「最近の画像フォレンジックの話題」
舟橋 信 理事(株式会社FRONTEO 取締役、株式会社セキュリティ工学研究所 取締役、一般社団法人日本画像認識協会 理事)
本年5月11日に発信したコラム第462号「防犯カメラとデジタル・フォレンジック、プライバシー影響評価について」により、防犯カメラを設置する際の個人情報保護の観点から配慮すべき事項及び個人情報としての顔画像などの流出リスクの低減を図るために日本画像認識協会にて進めているプライバシー影響評価手法の調査研究状況についてご紹介した。
今回はその続きとして、9月25日に開催した日本画像認識協会のセミナーから、二つの話題をご紹介したい。
第482号コラム「『匿名加工情報』と『非識別加工情報』」
須川 賢洋 理事(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教)
「匿名加工情報」という言葉をご存じだろうか。改正個人情報保護法が去る5月30日から施行されたことはもはや多くの人が知っているだろうし、新たに「個人識別符号」や「要配慮個人情報」などといった概念が追加されたことを知っている人も多いと思う。しかし、同時にこの「匿名加工情報」なるものも、同法に新たに組み込まれたことを知らない人は意外と多いのではないかと思っている。そしてこの言葉を聞いたことのある人でも匿名加工情報がどのような性質のものなのか、どうやって作成するかまでを理解している人は少ないであろう。今回は、この「匿名加工情報」と他の類似の言葉をいくつか紹介してみたいと思う。