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第15期

第556号コラム:「デジタル・フォレンジック的な病院像とは?」

第556号コラム:江原 悠介 理事(PwCあらた有限責任監査法人 システム プロセス アシュアランス部 シニアマネージャー)
第455回コラム「医療分野におけるポジティブな監査技術としてのデジタル・フォレンジック」で記述する通り、現在の日本の医療機関等では一般的にデジタル・フォレンジックという技術は関係者にとって医療過誤や法定係争等の局面で活用されるといったネガティブなイメージが依然強い状況である。あるいは、医師/患者間において否応にも情報の非対称性が浮き彫りになる医療現場で、デジタル・フォレンジックが客観的に対象とする<ログ>という雄弁な証人の存在は、医療従事者/患者間の信頼関係を阻害する悪しき要因と考える向きも多数あるだろう。

第555号コラム:「医療の記録のあり方」

第555号コラム:和田 則仁 理事(慶應義塾大学 医学部 一般・消化器外科 講師)
刑事もののドラマを見ていると、犯罪捜査の第一歩は防犯カメラの映像を検証することのようです。街のいたるところでカメラが回っていて、もはや防犯カメラに写ることなく移動することは不可能と言えましょう。昨年のハロウィーンの時、渋谷で軽トラックを横転させた若者は、帰宅する姿がリレー方式で防犯カメラの映像が追跡され、山梨県富士吉田市の自宅が特定され逮捕に至ったとのことです。誠に驚くべき時代となりました。

第554号コラム:「フェイクニュースとデジタル・フォレンジック」

第524号コラム:湯淺 墾道 理事(情報セキュリティ大学院大学 セキュリティ研究科 教授)
まず、Youtubeで次の動画をご覧いただきたい。 オバマ大統領がホワイトハウスでスピーチしているところである。しかし、およそオバマ大統領らしからぬ内容のスピーチである。 実はこれはフェイクニュースの危険性を訴えることを目的としてワシントン大学の研究者が作成した動画であり、オバマ大統領自身のスピーチではない。最後まで見ると、そのカラクリが明らかになる。動画の作成過程は、次のBBCの番組で紹介されている。フェイクニュースは近年、サイバーセキュリティに関する問題の一つとして捉えられるようになってきた。

第553号コラム:「AI・人工知能による自然言語処理技術を活用したオープンソースインテリジェンス(OSINT)について」

第553号コラム:守本 正宏 理事(株式会社FRONTEO 代表取締役社長)
昨今、多くの企業が中期経営計画などで、技術基盤の強化とイノベーションの施策としてアナリティクス、人工知能、IoTの活用を打ち出しています。なかには、人工知能による自然言語処理を活用してマーケティングの高度化の実現を目指すといった取り組みもみられます。本コラムではその一つを事例としてご紹介いたします。

第552号コラム:「続:一般家庭で考えなければならないこれからのセキュリティ」

第552号コラム:宮坂 肇 理事(NTTデータ先端技術株式会社 セキュリティ事業部 プリンシパル)
2015年3月に「一般家庭で考えなければならないこれからのセキュリティ」(第351号)と題して、本コラムを執筆した。4年前のコラムでは、当時や今後、インターネットに接続できる“もの”をいくつか取り上げてみたが、この数年でIoT(Internet of Things)という言葉を新聞やTV等のマスコミ、TVコマーシャルでも日常的に聞くことが多くなっており、IoTが一般家庭にも当たり前のように入ってきたことがうかがえる。

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