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コラム第804号:「2023年の医療セキュリティを振り返る」

第804号コラム:江原 悠介 理事(PwCあらた有限責任監査法人 システム・プロセス・アシュアランス部 ディレクター/IDF「ヘルスケア」分科会 主査) 題:「2023年の医療セキュリティを振り返る」 2023年は国内の医療セキュリティにとって大きな変換点となる節目であったといえる。 2023年4月から、医療法施行規則14条2項の見直しに伴い、医療機関では医療情報システムのサイバーセキュリティが医療安全管理の一部として求められることになった。これを受け、医療法25条1項に基づく立入検査で、感染症対策や医薬品管理、医療機器管理等と同等の観点でサイバーセキュリティへの対応が図られているかについて、医療機関は重点的なチェックを受けることになった。そして、この取り組みは2024年においても継続される。さらに、この範囲は当初は病院のみであったが、調剤薬局にも同等の検査が入ることが23年10月に周知された。今後、病院や薬局は検診や介護等の関連する領域と深く連動していることもあり、この範囲が拡大していくことは明らかである。

コラム第803号:「新年のご挨拶:レガシーとの向き合い方」

第803号コラム:上原 哲太郎 会長(立命館大学 情報理工学部 教授/IDF 理事・会長) 題:「新年のご挨拶:レガシーとの向き合い方」 皆様、新年あけましておめでとうございます。 昨年は我が国においても経済活動がようやく回復したことを実感できる年になりました。多くの年次開催イベントが再開され、社会のあちこちで「4年ぶりの開催」という声が聞こえたように思います。第20回を迎えたデジタル・フォレンジック・コミュニティも、ようやく本来の形を取り戻す形で開催できました。ご参加頂いた皆様、ご登壇頂いた講師の皆様、協賛企業の皆様に改めて御礼を申し上げます。

コラム第802号:「ディープフェイクと選挙運動」

第802号コラム:湯淺 墾道 IDF副会長(明治大学 公共政策大学院 ガバナンス研究科 教授) 題:「ディープフェイクと選挙運動」 2023年の話題の一つは、生成系AIであった。 生成系AIは、ディープフェイク(動画像等を実在の動画像から変造したり、新規に偽造したりして、あたかも事実であるかのように流通させるもの)にも影響を与えている。ディープフェイクが問題視されるようになってきたのはこの数年のことであるが、生成系AIの普及によって、問題はさらに深刻になった。生成系AIを利用することにより、巧妙なディープフェイクを特別な環境を用意することなく作成できるようになったからである。

コラム第801号:「デジタル・フォレンジック研究会設立20周年を振り返り」

第801号コラム:安冨 潔 理事・顧問(慶應義塾大学、渥美坂井法律事務所) 題:「デジタル・フォレンジック研究会設立20周年を振り返り」 特定非営利活動法人デジタル・フォレンジック研究会は、IT機器・技術の進歩による社会の情報化が急激に進展に伴い、様々な情報セキュリティ上の課題が顕在化するいっぽう、インシデント発生時における早急な原因究明と対策が求められるようになってきたことから、2004年8月23日にデジタル・フォレンジックの普及・啓発を目指して設立されました。

コラム第800号:「クレジットカード不正利用被害の増加は決して対岸の火事ではない」

第800号コラム:松本 隆 理事(株式会社ディー・エヌ・エー システム本部 セキュリティ部 サイバーアナリスト) 題:「クレジットカード不正利用被害の増加は決して対岸の火事ではない」 2023年9月に、一般社団法人日本クレジット協会から最新のクレジットカード不正利用被害額の集計結果が公開(※1)された。資料によると2023年4月~6月までのクレジットカード不正利用被害額は、前年の同時期よりも32.8%増えており141億円となっている。クレジットカードの不正利用被害額は近年右肩上がりに増え続けており、2023年は過去最大だった2022年の436億円を上回る勢いである。

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