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コラム第800号:「クレジットカード不正利用被害の増加は決して対岸の火事ではない」

第800号コラム:松本 隆 理事(株式会社ディー・エヌ・エー システム本部 セキュリティ部 サイバーアナリスト) 題:「クレジットカード不正利用被害の増加は決して対岸の火事ではない」 2023年9月に、一般社団法人日本クレジット協会から最新のクレジットカード不正利用被害額の集計結果が公開(※1)された。資料によると2023年4月~6月までのクレジットカード不正利用被害額は、前年の同時期よりも32.8%増えており141億円となっている。クレジットカードの不正利用被害額は近年右肩上がりに増え続けており、2023年は過去最大だった2022年の436億円を上回る勢いである。

コラム第799号:「認知的多様性」

第799号は、熊平 美香理事(一般財団法人クマヒラセキュリティ財団 代表理事) 題:「認知的多様性」 皆さんの周りにはどのような多様性が存在しますか。お客様のニーズの多様性、国籍の多様性、組織文化の多様性、ジェンダー特性の多様性、世代の多様性、立場の違いによる多様性等々 多様性に意識を向けると、身近な所にも、たくさんの多様性があることに気づきます。 多様性は、イノベーションの源泉と言われることも多いですが、一方で、多様性は驚きや違和感の源泉でもあり、ときにはストレスの元になることもあるかもしれません。

コラム第798号:「コンテンツ・モデレーションと媒介者の責任」

第798号は、小向 太郎 理事(中央大学 国際情報学部 教授) 題:「コンテンツ・モデレーションと媒介者の責任」  最近、コンテンツ・モデレーションという言葉を、よく聞くようになった。例えばデジタル大辞泉では、コンテンツ・モデレーションを、次のように説明している。 「インターネット上の不適切なコンテンツを監視し、必要があれば削除すること。主にソーシャルメディアや動画共有サービスに投稿された暴力・虐待・ポルノなどの画像・動画を対象とする」  日本では、コンテンツ・モデレーションのことを「投稿監視」と訳しているものも見かけることがある。これだと、プラットフォーム上の情報を監視して、なにか問題のあるコンテンツを見つけ次第すぐに削除しようとしているような印象を受ける。しかし、規制や管理ではなくモデレーション(緩和、軽減)という言葉が使われていることを考えると、本来はもう少し緩やかな概念だといってよいだろう。実態としても、不適切なコンテンツの根絶を目指すものとは考えられていない。

コラム第797号:「慶應義塾大学開催の第13回サイバーセキュリティ国際シンポジウム『多国間の産官学連携による国家安全保障、経済安全保障、社会保障』について」

第797号コラム:手塚 悟 理事 (慶應義塾大学 環境情報学部 教授) 題:「慶應義塾大学開催の第13回サイバーセキュリティ国際シンポジウム『多国間の産官学連携による国家安全保障、経済安全保障、社会保障』について」 慶應義塾大学は2015年8月に、全塾研究センターとして「サイバーセキュリティ研究センター」を設立しました。その記念行事として2016年2月に開催したサイバーセキュリティ国際シンポジウムを皮切りに、毎年シンポジウムを行ってきました。今年も10月に「慶應義塾大学サイバーセキュリティ研究センター行事『第13回サイバーセキュリティ国際シンポジウム』を開催しましたので、これについてご紹介します。

コラム第796号:「3層公開鍵暗号の提案 -真正性文化の基盤として」

第796号コラム:辻井 重男 理事(中央大学 研究開発機構 機構フェロー・機構教授) 題:「3層公開鍵暗号の提案 -真正性文化の基盤として」 小学校高学年時代に太平洋戦争を経験した者として、古典暗号(軍事外交暗号)についての関心も深いが、研究者として衝撃的だったのは1970年代後期の公開鍵暗号の発明である。暗号は秘匿手段だった暗号に対し、本人確認等の真正性保証という重要な役割が加わった。1990 年代、情報セキュリティの 重要性が叫ばれ始めた。 とは言ってもセキュリティに関する実感は薄く、セキュリティ=暗号だったので、暗号に関する社会的関心は低かった。しかしながら、また最近、偽情報が課題となっている環境の中で、真正性保証が不可欠になっている。

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