技術 分科会
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当日配布致しました資料を公開しております。
※本ホームページに記載している資料の無断転載および複製を禁止致します。
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開催日時:平成26年7月16日(水) 19:00~21:00
題目:「データベースを中核とした縦深防御(多層防御)構想」
講師: 松岡 秀樹 氏、大澤 清吾 氏
(日本オラクル株式会社)
開催場所:東京都南部労政会館 第6会議室
※参加費無料(要事前登録)
■講師 松岡 秀樹 氏、大澤 清吾 氏
(日本オラクル株式会社)
■ご講演内容
標的型メール攻撃等の高度なAPT攻撃の増大は、水際対策を前提とした
境界防御(Perimeter Defense)構想を事実上無効化しました。米国防省は、
低強度の脅威に対してはファイヤウォール、IDPS等の境界防護システム
(BoundaryDefense System)を中核とした受動的サイバー防衛(Passive
Cyber Defense)を継続するとともに、高強度の脅威に対しては空爆や、
策源地への対抗サイバー攻撃(Cyber Counter Measure)を含む能動的
サイバー防衛(Active CyberDefense)を実施すると宣言しています。
その能動的サイバー防衛には、サイバー攻撃を受けた場合の内部対策、即ち、
異常行動分析、被害局限、侵入排除と速やかなシステム及びデータ回復という
「緩和(mitigation)」手順が要求されますが、その際に防衛すべき情報システム
の本丸はデータベースとされています。
そして、この防衛構想は境界防御に対して、縦深防御(Defense in depth)
または多層防御(Multi-Layered Defense)とよばれています。
オラクルは創業以来、米国防省等とデータベースを中核とした縦深防御等を
検討し、米軍やインテリジェンスコミュニティのコンセプトを製品化して
きました。そのオラクルから見たサイバー防衛思想を解説致しました。
■講師紹介
松岡 秀樹 氏
海上自衛隊(護衛艦の艦長、中央システム通信隊司令などを歴任)を
定年退職後、日本オラクルに入社。
過去10年間は、海上自衛隊において勤務の傍ら、ネットワーク戦、
サービス化、ナレッジマネジメント、海外軍事C4I/ICT思想等の
啓蒙活動に従事。
大澤 清吾 氏
データベース、アイデンティティマネージメント、内部統制、個人情報
保護等のプリセールス、システム導入支援を経験後に、2009 年から
リレーショナル・データベース、アイデンティティマネージメントを
中心にセキュリティ関連製品の販売戦略・ビジネス開発を担当し、企業の
セキュリティ強化の支援に従事。
■大変興味深いご講演を頂き、参加者の皆様から積極的にご質問を頂戴致しました。
■配布資料
■開催場所 東京都南部労政会館 第6会議室 地図は【こちら】
■参加者数 70名
■参加条件 IDF会員及びIDF会員の同伴者または紹介者限定
■参加費 無料