秋冷の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、メールマガジン第3号をお送りさせて頂きます。
今回は、コミュニティ2016プログラムの概要(2日目)をご紹介致します。
次回メルマガ第4号では、ポイント申請につきましてお知らせ致します。
また、今後も逐次、最新情報をご案内致します。

尚、コミュニティへのご協賛、ご参加申込も随時受付けております。
皆様のお申込をお待ちしております。

デジタル・フォレンジック・コミュニティ2016ご案内ページ

<プログラム 2日目>

□■■ 2016年12月13日(火) ■■□

1 挨拶:10:00~10:10
石井 徹哉 氏
(千葉大学 副学長 大学院専門法務研究科長、IDF理事)

2 協賛企業プレゼン 10:10~11:10

3 人材育成:11:20~12:10(50分)
佐々木 良一 氏(東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 教授、IDF会長)
小講演題:「東京電機大学でのデジタル・フォレンジック教育から」
概要:東京電機大学で実施中の「国際化サイバーセキュリティ学特別コース」CySecを構成する6つの科目の1つとして2015年より実施中の「デジタル・フォレンジック」の講義の概要と、教科書にすべく作成中の本の狙いと特長の紹介を行います。併せて、大学並びに企業における今後の人材育成のあり方について考えを述べます。

上原 哲太郎 氏(立命館大学 情報理工学部 情報システム学科 教授、IDF理事)
小講演題:「デジタル・フォレンジックのための基礎知識と課題」
概要:デジタル・フォレンジックの対象となるシステムは、従来の通常のPCからサーバ、クラウド上のVM、スマートフォンなどと広がり続けています。ここにさらに今後はIoTが含まれてくることになるでしょう。このようにデジタル・フォレンジックの対象が多様化する中で、基礎として知っておくべき計算機科学的な知識も多様化を強いられ、この分野の基礎知識とは何かが定義しにくくなっています。
本講演では、その多様化を俯瞰し基礎的知識について考えます。

櫻庭 信之 氏(西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士)
小講演題:「裁判のメカニズムからみるデジタル・フォレンジック」
概要:東京電機大学国際化サイバーセキュリティ学特別コースの「法リテラシーと法廷対応」の講座では、法廷教室を使って模擬裁判を行い、DF調査を実施した技術専門官に対する証人尋問を実演して、収集・解析した証拠が実際の裁判でどのように展開されるのかを、受講生の皆さんに学んで頂いています。今回の小講演では、DF調査報告書とDF証言がもつ、訴訟上の作用と実務の問題を、裁判メカニズムの視点からご説明いたします。

4 自動車IoT:13:30~14:50(50分)
講師:野辺 継男 氏
(インテル株式会社 事業開発・政策推進本部 チーフ・アドバンストサービス・アーキテクト兼ダイレクター)
演題:「コネクテッドカーと人工知能、自動運転の関係とセキュリティ」
概要:ICTは指数関数的に成長し、あらゆるレベルで脳の構造に近づきます。今後、ICTは脳神経科学との相乗効果で更に発展し、シンギュラリティに向かい日々新しいソリューションが市場投入される様になります。ヒトの代わりにコンピューターが運転する自動運転はその例で、そこで必要となる堅牢なネットワークセキュリティやプライバシーを守る技術は他産業にも適用され、人の脳や生活を支援し産業構造を大きく変えます。

5 研究会2:15:10~17:00(50分)
テーマ:「進化し続けるサイバー攻撃を読み解く
~デジタル・フォレンジックによって浮き彫りになったセキュリティの光と影~」
概要:サイバー攻撃は日々進化しているにもかかわらず、防御する側は攻撃の進化に追いつけていないという厳しい現状があります。本セッションでは、①進化する攻撃と防御の現状②攻撃に対応する人材育成の現状と課題③組織から発信されるサイバーセキュリティに関する情報公開、情報共有の在り方…という3つのテーマについて有識者を招きざっくばらんに議論します。

【座長】松本 隆 氏(SCSK 株式会社 セキュリティサービス部 エバンジェリスト、IDF理事)
【パネリスト】
園田 道夫 氏(国立研究開発法人情報通信研究機構 セキュリティ人材育成研究センター研究センター長)
小講演題:「デジタル・フォレンジックと人材育成」
概要:サイバー攻撃の脅威が増す中、攻撃に対抗するための人手は圧倒的に足りない状況です。しかし学校の人材輩出能力は中々向上せず、他のルート開拓やさまざまな刺激によってセキュリティにコミットする人を増やしていく必要があります。この時間はセキュリティ・キャンプやSECCONなどの、学校とはことなる場としてのイベントを通して感じたことや、今後展開するNICTの若手技術者育成プロジェクトに関してお話します。

北條 孝佳 氏(西村あさひ法律事務所 弁護士)
小講演題:「弁護士とサイバーセキュリティ」
概要:サイバー攻撃は、様々な組織や人に飛び火し、時には限定的に、時には無差別に被害を及ぼしています。今回は、弁護士らを対象としたサイバー攻撃や被害状況、サイバーセキュリティへの意識、取組みについて、また、被害者から弁護士への相談問題について解説します。さらに、サイバー攻撃やマルウェアの解析結果、発信元秘匿化方法等、防御側だけではなく攻撃側からも有益な情報の公開の是非・功罪についても触れます。

辻 伸弘 氏(ソフトバンク・テクノロジー(株)シニアセキュリティ リサーチャー 兼 シニアセキュリティエバンジェリスト)
小講演題:「セキュリティリサーチャーの憂鬱」
概要:情報共有が大事!よく聞きますよね?
でも、それって本当に届けるべきところに届いているのでしょうか。
私は、毎日のようにリリースされる脆弱性情報に加え、ハクティビストの攻撃、標的型攻撃、ばらまき型攻撃など様々な攻撃をリサーチしその内容について多くの人に伝えるというエバンジェリストとしての活動をしています。
その中で感じたことを皆さんに情報共有いたします。

■■ポイント対象■■
公認不正検査士(CFE)の継続教育ポイント(CPE)が申請可能です。
ITコーディネータの運用ガイドラインに準じ、4時間1ポイント
(対象最大12時間)を付与します。
ISACA認定資格(CISA/CISM/CGEIT/CRISC)は
50分1CPE(対象10時間)となります。

■■企業展示コーナー■■
珊瑚・真珠の間
12日(月)12:00~18:00/13日(火)09:30~15:00
協賛企業各社のフォレンジック製品、セキュリティ製品の展示・説明を行います。

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