この度の台風19号で被災された皆様ならびにご家族の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

さて、先日(9/9)配信致しましたデジタル・フォレンジックコミュニティ2019メールマガジン第2号ではコミュニティ1日目のプログラム概要をご紹介致しましたが、その際不足しておりました、12/9(月)に開催致します研究会1の詳細概要を皆様にお知らせ致します。

<12/9(月)>
研究会1 15:00~17:00(120分)
テーマ:「2020に備えたサイバー対処」

座長:名和 利男 氏((株)サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官、IDF理事)小講演題:「ログ分析を困難にするサイバー環境の変化」
概要:国家戦略からビジネス・個人までの全ての領域に影響を与えるサイバー環境が劇的に変化している中で、インシデントの事後対処に必要な状況把握や、原因究明のためのログの保存と分析が十分に配慮されていない事が目立つ。被害の極限化と迅速な復旧に必要となるログの重要性を見直しつつ、ログ分析を困難にするサイバー環境の変化について認識を深める。

パネリスト:
徳田 敏文 氏(日本アイ・ビー・エム(株) X-Force & Security Intelligence 部長)
小講演題:「インシデントにおける初動対応」
概要:重要なサイバー対処のひとつに、セキュリティー・インシデントに直面した際にどのような初動対応をするべきかが挙げられます。初動対応の遅れや誤りは、インシデント全体の収束を遅らせるだけでなく対応コストの増大につながります。 最も重要な対応のひとつであるインシデントの初動対応を中心に解説します。

藤原 哲士 氏(ネットスカウトシステムズ(株) シニアシステムズエンジニア)
小講演題:「狙われる日本、実データから推測するサイバー攻撃」
概要:サイバー攻撃の目的の多くは、主義主張または金銭の要求に大別される。2020年の日本における国際的なイベントは、攻撃者にとって本目的を達成するにあたっての最高の舞台となる。ネットスカウト社が有するATLASの全世界のトラフィックデータから、過去の国際イベント時のトラフィック傾向を分析して、主に日本に将来起こりうるDDoS攻撃の傾向、予兆を探る。また、とるべきDDoS対策についても共有を行う。

山口 孝夫 氏(有人宇宙システム(株) 有人宇宙技術部 民間訓練グループ)
小講演題:「サイバー攻撃におけるヒューマンファクター」
概要:サイバー攻撃は、攻撃者とそれを受ける対応者は人間です。そこには、理解・判断などの認知的要因と、対人関係などの社会的要因が絡んできます。つまりサイバー攻撃に対しては、システムに関する技術のみならず、人的要因、すなわちヒューマンファクターも踏まえた対応が求められます。そこで、「サイバー攻撃におけるヒューマンファクターとは何か」、その視点で議論できればと考えています。

杉山 一郎 氏(EY新日本有限責任監査法人 forensics事業部 プリンシパル)
※杉山氏は、「講演3」で「Fast Forensicsの現状と動向、そして今後」を講演されるため小講演は省略となります。
小講演題:「Fast Forensicsの現状と動向、そして今後」
概要:昨年はサイバー攻撃等の事案におけるクライアント端末に対するFastForensicsを中心にお話させて頂きましたが、今年は昨今のビジネス環境の変化(インフラ、技術、規制等)に伴うFast Forensicsの変化(手法、位置付け等)や内部不正等の領域への適用などについてお話させて頂く予定です。

次回のメルマガ第4号では、コミュニティ2019での各種ポイントの申請についてご案内致します。

■■ポイント対象■■
公認不正検査士(CFE)、ITコーディネータ、 ISACA認定資格(CISA/CISM/CGEIT/CRISC)の継続教育ポイント(CPE)の詳細につきましては、別途メルマガにてお知らせ致します。

■■製品展示コーナー■■
珊瑚・真珠の間
9日(月)12:00~18:00/10日(火)9:30~15:00
協賛企業各社のフォレンジック製品、セキュリティ製品の展示・説明を行います。

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