第704号コラム:「コロナ禍での慶應義塾大学サイバーセキュリティ研究センター行事『第11回サイバーセキュリティ国際シンポジウム』について」
第704号コラム:手塚 悟 理事(慶應義塾大学 環境情報学部 教授)
2015年8月に、慶應義塾大学は全塾研究センターとして「サイバーセキュリティ研究センター」を設立しました。その記念行事として2016年2月に開催したサイバーセキュリティ国際シンポジウムを皮切りに、毎年シンポジウムを行ってきました。昨年10月に「慶應義塾大学サイバーセキュリティ研究センター行事『第11回サイバーセキュリティ国際シンポジウム』を開催しましたので、この内容についてご紹介します。
第703号コラム:「スタンダード・プリコーション」
第703号コラム:和田 則仁 理事(湘南慶育病院 外科 部長)
国内で、新型コロナウイルスの変異株の一つであるオミクロン株の初の市中感染が報告されたのが2021年12月22日です。1か月後の1月22日には国内の新規感染者数は54,570人と、これまでにないペースで爆発的に患者数が増加しています。無症状の感染者と接触してしまうことで、家庭内や職場、学校などで次々と感染が広まっていくようです。感染力が強いと表現されていますが、ウイルスを含んだ飛沫や、ウイルスで汚染された手指が口に触れるなどして感染するという基本は変わらないと考えられます。ただしウイルスを輩出している人が誰かわからない、そしてウイルスを輩出している人が周囲に案外たくさんいるということが問題のようです。それでも感染したくない、という場合に役立つのがスタンダード・プリコーションという考え方です。
第702号コラム:「サイバーセキュリティは空気のように社会全体に拡がる」
第702号コラム:丸山 満彦 監事(PwCコンサルティング合同会社 パートナー)
DX時代?
最近は、DX、デジタルトランスフォーメーションと喧しいですね。DXというと、「企業や行政機関の業務をデジタル技術を使って改革していこう」という話もありますが、「国民生活、例えば日常の買い物、飲食、送金、交通手段を使った移動といった場面、行政機関等への手続、さらには、教育の場面でも、デジタル技術を使った変革をしていこう」という話の方が、多くの国民に影響がある話ですね。むしろ、後者の方が従来との違いという意味では大きいのかもしれません。
題701号コラム:「『日本語処理解析性能評価』の改定について」
第701号コラム:野﨑 周作 氏(株式会社FRONTEO、「日本語処理解析性能評価」WG 座長)
第12期(2015年)8月に「日本語処理解析性能評価」分科会が設立され、以後、第13期(2016年)、第14期(2017年)と日本語 処理解析性能の評価基準、評価要領及び評価データの検討や作成を進めてきました。第14期(2017年)から第17期(2020年)にかけて5社6製品(商用製品)の性能評価を実施しました。第18期(2021年)は、WGを複数回実施し、これまで4期にわたって実施してきた評価を振り返り、修正が必要な個所及び要望の多かった評価項目の追加に関し検討を行い、「評価基準」と「評価用データ」の改定を検討・実施しました。本コラムでは改定された内容に関していくつかご説明いたします。