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コラム

第511号コラム「デジタル・フォレンジックと法制度研究の15年」

小向 太郎 理事(日本大学 危機管理学部 教授)
デジタル・フォレンジック研究会が設立されて今年で15年になる。現在では、デジタル・フォレンジックという言葉は、少なくとも情報技術や情報セキュリティの分野ではかなり浸透している。15年前には、デジタル・フォレンジックという言葉自体が、世間にほとんど知られていなかったことを考えると隔世の感がある。このコラムも15年続いている。私がここで最初に書いたコラムは、「デジタル・フォレンジックと法制度研究」というタイトルだった。法律の研究者として、デジタル・フォレンジックをどのように研究したら良いのかよく分からないという悩みを書いたことを思い出す。

第510号コラム「仮想通貨やブロックチェーンとフォレンジック」

上原 哲太郎 副会長(立命館大学 情報理工学部 教授)
ここ数年、仮想通貨やブロックチェーン界隈の議論が盛んです。特に昨年(2017年)はBitcoinの価格が急騰したこと、国内では資金決済法の改正に伴い仮想通貨交換業という業態の法的位置づけが定められて適法な事業として運営可能になり、テレビCMなどを通して仮想通貨交換業者が一般に知れ渡ったことで、仮想通貨ブームが巻き起こりました。

第509号コラム「情報セキュリティ対策基準とその運用」

石井 徹哉 理事(千葉大学 副学長 大学院専門法務研究科 教授)
情報セキュリティを確保するために、情報セキュリティポリシーを策定し、情報セキュリティ対策基準に基づいて実施手順書に従って情報セキュリティを実施していくことが必要であると一般にいわれています。もしかすると、組織によっては、どこかのガイドライン的な対策基準や実施手順書をそのまま自組織のものとして流用して策定してみたものの、それだけで終わっているかもしれません。あるいは、流用したことをそのまま墨守しようとしているかもしれません。また、個々の点について、流行であるからとか、セキュリティの専門家がそういっているからということでそのまま倣っていることがあるかもしれません。

第508号コラム「いこうか・もどろうか70年」

佐々木 良一 理事・顧問(東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 教授)
古希を過ぎ、この2月24日に最終講義を行いました。その際、最終講義のための冊子に次のようなあいさつ文を載せました。「私が日立製作所を退社し、東京電機大学にお世話になったのが2001年4月のことですから、大学生活も17年がたとうとしています。そして昨年8月に古希を迎え定年の時期が迫ってきました。早いものです。

第507号コラム「データ契約におけるフォレンジック技術のポテンシャル」

佐藤 智晶 幹事(青山学院大学 法学部 准教授、東京大学公共政策大学院 特任准教授)
本コラムでは、最近注目を集めているいわゆる「データ契約」について、特にフォレンジック技術の利用可能性を検討してみたい。IoT(※1)やAI等の技術革新によってデータが爆発的に増加するに伴い、事業者間の垣根を超えたデータ連携による新たな付加価値の創出が期待されている。他方で、データの利用権限に関する考え方が明確になっていないが故に、事業者間の契約においてそれを定めることが定着せず、データ流通が進まないという課題があった。

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