朝晩が涼しくなり、秋を感じる気候となって参りました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、メールマガジン第2号をお送りさせて頂きます。
今回は、コミュニティ2016プログラムの概要(1日目)をご紹介致します。
次回メルマガ第3号では、コミュニティ2016プログラムの概要(2日目)をご紹介する予定ですので、ご期待下さい。
また、今後も逐次、最新情報をご案内致します。

尚、コミュニティへのご協賛、ご参加申込も随時受付けております。
皆様のお申込をお待ちしております。

デジタル・フォレンジック・コミュニティ2016ご案内ページ

<プログラム 1日目>

□■■ 2016年12月12日(月) ■■□

1 開会挨拶:10:00~10:10
佐々木 良一 氏
(IDF 会長、東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 教授)

2 基調講演:10:10~11:00(50分)
講師:吉本 豊 氏(経済産業省 商務情報政策局 商務情報政策統括調整官)
(※「吉」は、「土」の下に「口」)
演題:「IoT政策について」
概要:IoTやAIといった単語が経済誌の誌面を飾らないことは無い程定着した観のあるこれらの単語。政府も昨年以来、官民のコンソーシアム組織であるIoT推進コンソーシアムの設立やプログラムIoT推進ラボなどの活動を通じ、先進的な事例作りやルール作りを進めています。本講演では、IoT等のキーワードの周辺で政府が進める政策を説明するとともに、これまでの成果、そして、将来を見据えた今後の打ち手などをお話します。

3 施策動向:11:10~12:00(50分)
講師:結城 則尚 氏(内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンター 基本戦略グループ 企画官)
演題:「安全なIoTセキュリティに関する施策動向」
概要:IoTシステムは今後数年で社会に溶け込み、社会の一部を構成するものと予測されます。このため、社会が安心して利用できる環境を創出することが必要です。IoTシステムは、ITと物理的システムが融合したものであることや、将来的に個々のシステムが相互に接続する際、脆弱性を生じないようにする観点から、セキュリティ・バイ・デザインの思想で設計、構築、運用されることが不可欠です。このための行政の取り組みについて紹介します。

4 物流IoT:13:30~14:20(50分)
講師:小野塚 征志 氏((株)ローランド・ベルガー プリンシパル)
演題:「Logistics4.0による物流ビジネスの革新とセキュリティ分野への影響」
概要:物流ビジネスは、IoTの進化により革新的変化を遂げようとしています。自動運転や倉庫ロボット、人工知能等の新技術により物流に関連する様々な情報が広く繋がる時代を迎えます。IoTの進化を活用した先進事例を紹介するとともに、今後想定されるセキュリティリスクについて考察します。

5 研究会1:14:50~17:00(130分)
テーマ:「産業分野を含むサイバー攻撃対策実務、特にデジタル・フォレンジックの5W1Hとは」
概 要:「利便性の向上とコスト削減のためにクラウドの利用に突き進む「情報通信システム」と、効率化及び生産性の向上をもたらすIoT利用を目指す「産業制御システム」のそれぞれに加速度的な変化が見られています。これに伴って劇的に変化するサイバー攻撃対策やデジタル・フォレンジックにおる5W1H「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」について考察します。

【座長】名和 利男 氏((株)サイバーディフェンス研究所 理事、上級分析官、IDF理事)
【パネリスト】
篠田 佳奈 氏((株)BLUE 代表取締役)
小講演題:「海外の人材育成」
概 要 :日本でも国をあげてサイバーセキュリティ人材教育をと叫ばれて久しい。どのような人材を伸ばし、どのような人材に育てるのか、そもそも育てるものなのか、教材はあるのか、誰が教えるのか、雇用の先は、キャリアプランは、と産官学それぞれからの多様な意見が交わされてきました。日本でもここ最近盛んになってきた採用活動ですが、サイバーセキュリティの人材教育と採用合戦は海外でも当然のごとく盛んです。ここでは世界の人材教育の試みを紹介します。

鴨志田 昭輝 氏((株)リクルートテクノロジーズ サイバーセキュリティエンジニアリング部 エグゼクティブマネジャー)
小講演題:「CSIRT実務におけるデジタル・フォレンジック」
概 要 :CSIRT(セキュリティ事故対応チーム)によるインシデント対応において、様々なシーンでデジタル・フォレンジックが役立ちます。内部者による情報漏洩や、マルウェア感染などのケースにおいて、どのようにデジタル・フォレンジックを活用できるかを、実務者の視点から解説します。

佐々木 弘志 氏(インテルセキュリティ サイバー戦略室 シニア・セキュリティ・アドバイザー)
小講演題:「海外及び国内重要インフラ事業者のサイバー攻撃対策の実態」
概 要 :海外(米国、欧州等)及び国内の重要インフラ事業者が、インフラに対するサイバー攻撃に対して、どのような対策を行っているのかについて、他の重要インフラと比べて進んでいる電力会社の取組を中心に紹介します。具体的には、規制、ガイドライン対応、インシデント対応に関する情報系と制御系の部署間での連携体制の在り方、電力会社間でのインシデント情報共有、技術的な対策の考え方など、現場担当者の実務に即した実例を示します。

■■ポイント対象■■
公認不正検査士(CFE)の継続教育ポイント(CPE)が申請可能です。
ITコーディネータの運用ガイドラインに準じ、4時間1ポイント(対象最大12時間)を付与します。
ISACA認定資格(CISA/CISM/CGEIT/CRISC)は50分1CPE(対象10時間)となります。

■■企業展示コーナー■■
珊瑚・真珠の間
12日(月)12:00~18:00/13日(火)09:30~15:00
協賛企業各社のフォレンジック製品、セキュリティ製品の展示・説明を行います。

■■IDF Twitter■■
Twitterアカウントを開設致しております。【 @IDF_jimukyoku
コミュニティ開催まで、情報発信をして参ります。

■■IDF Facebook■■
Facebookで情報発信しております。是非ご覧ください。
デジタル・フォレンジック研究会ページ