秋冷の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、メールマガジン第3号をお送りさせて頂きます。
今回は、コミュニティ2015 2日目のプログラムの各講演概要をご紹介致します。
次回メルマガ第4号では、コミュニティ2015「研究会1」の小講演概要をご紹介し、第5号で「研究会2」の小講演概要を紹介しますので、ご期待下さい。
また、今後も逐次、最新情報をご案内致します。

尚、コミュニティへのご協賛、ご参加申込も随時受付けております。
皆様のお申込をお待ちしております。

デジタル・フォレンジック・コミュニティ2015ご案内ページ

<プログラム 2日目>

□■■ 2015年12月15日(火) ■■□

1 協賛企業プレゼン: 9:30~10:30

2 国内事例報告:10:40~11:30(50分)
講師:中嶋 好文 氏(東京電力(株)
スマートメーターオペレーションセンター 所長)
演題:「スマートメーターシステムの安定運用・信頼度向上に向けた取り組み」
概要:当社は、2020年度までにすべてのお客さまへのスマートメーター設置完了を目指し取組んでおり、本年8月末時点で約270万台のスマートメーターを設置しました。また、本年7月からは当社サービスエリア全域のスマートメーターが設置されたお客さまに対して、スマートメーターシステムを活用した新たなサービスの提供等を開始しました。本講演ではスマートメーターシステムの安定運用に向けたこれまでの取り組み等をご紹介します。

3 海外講演:13:00~14:30(90分)<逐次通訳>
講師:Jigang Liu 氏(メトロポリタン州立大学 教授)
演題:「Forensic on IoT」
概要:マッキンゼー・グローバル研究所の予測によると、2025年までに「モノのインターネット」Internet of Things (IoT)の経済的影響は年6兆ドルに及ぶ可能性があるとされます。犯罪はいつでも経済価値を追いかけるので、IoTの急速な発展はデジタル・フォレンジックにとてつもなく大きな困難を突きつけることになるでしょう。本講演では、まずIoTが従来のデジタル・フォレンジックに持ち込む新たな困難が何であるかを述べ、従来のデジタル・フォレンジックとIoTフォレンジックの違いを示します。さらに米国におけるIoTフォレンジックの開発状況について概観し、IoTフォレンジックが我々にもたらすものについてまとめます。

4 研究会2:15:00~17:00(120分)
テーマ:「コンシューマ向けビジネスにおけるIoT/M2Mと法的課題」
概 要:IoT/M2M の分野では、B2B の分野でのデータ活用が注目されることが多いですがエンドユーザ向けに提供されるサービスや消費者向けの物販の分野でも、こうした技術の利用は活発です。こうした分野で、もしサイバー攻撃や情報漏洩の被害が生じた場合には、被害の裾野が広がるとともにより深刻な損害が生じる可能性が在ることはいうまでもありません。このセッションでは、コンシューマ向けのビジネス(コンビニエンスストア、タクシー、宅配等)におけるIoT/M2M の進展について最新動向を紹介するとともに、こうしたビジネスにおいて懸念される法的課題(製造物責任、不法行為責任、個人情報保護等)について検討・議論します。

【座長】小向 太郎 氏((株)情報通信総合研究所 取締役
法制度研究部長 主席研究員、IDF理事)

【パネリスト】
手塚 悟 氏(東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 教授、IDF理事)
小講演題:「IoT/M2M/CPS等の機器認証、データの真正性等のセキュリティ」

須川 賢洋 氏(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教、IDF理事)
小講演題:「PL法や責任分界関連」

湯淺 墾道 氏(情報セキュリティ大学院大学 学長補佐、
情報セキュリティ研究科 教授、IDF理事)
小講演題:「個人情報・プライバシーの利活用の広がりと保護の課題」

大倉 健嗣 氏(LINE(株) 法務室 シニアカウンセル・弁護士)
小講演題:「LINEサービスのご紹介とIoTプラットフォームとしての可能性」

■■ポイント対象■■
公認不正検査士(CFE)の継続的専門教育(CPE)の対象となります。
ITコーディネータの運用ガイドラインに準じ、4時間1ポイント(対象最大12時間)を付与します。
ISACA認定資格(CISA/CISM/CGEIT/CRISC)は50分1CPE(対象10時間20分)となります。

■■企業展示コーナー■■
珊瑚・真珠の間
14日(月)12:00~18:00/15日(火)09:30~15:00
協賛企業各社のフォレンジック製品、セキュリティ製品の展示・説明を行います。

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