先週末からの雨が上がり、気持ちのよい秋晴れとなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、メールマガジン第5号をお送りさせて頂きます。
今回は、コミュニティ2015「研究会2」の小講演概要をご紹介致します。
次回メルマガ第6号では、CPE用のポイントをご案内する予定ですので、ご期待下さい。
また、今後も逐次、最新情報をご案内致します。

尚、コミュニティへのご協賛、ご参加申込も随時受付けております。
皆様のお申込をお待ちしております。

デジタル・フォレンジック・コミュニティ2015ご案内ページ

<「研究会2」の小講演概要>

□■■ 研究会2:15:00~17:00(120分) ■■□

テーマ:「コンシューマ向けビジネスにおけるIoT/M2Mと法的課題」
概 要:IoT/M2M の分野では、B2B の分野でのデータ活用が注目されることが多いですがエンドユーザ向けに提供されるサービスや消費者向けの物販の分野でも、こうした技術の利用は活発です。こうした分野で、もしサイバー攻撃や情報漏洩の被害が生じた場合には、被害の裾野が広がるとともにより深刻な損害が生じる可能性が在ることはいうまでもありません。このセッションでは、コンシューマ向けのビジネス(コンビニエンスストア、タクシー、宅配等)におけるIoT/M2Mの進展について最新動向を紹介するとともに、こうしたビジネスにおいて懸念される法的課題(製造物責任、不法行為責任、個人情報保護等)について検討・議論します。

【座長】小向 太郎 氏((株)情報通信総合研究所 取締役 法制度研究部長 主席研究員、IDF理事)
【パネリスト】
手塚 悟 氏(東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 教授、IDF理事)
小講演題:「IoT/M2M/CPS等の機器認証、データの真正性等のセキュリティ」
概  要:昨今、IoT/M2M/CPS等のキーワードが世間を飛び交い、新たなビジネスチャンスの到来であると叫ばれています。このような環境から生まれるインターネット上のデータは、ビッグデータとして取扱われ、さらに大きなビジネスを創生し世の中の変革をもたらすものと考えれられます。その一方で、セキュリティの問題が大きくクローズアップされ、データの真正性やデータを生成する機器の確からしさを何を持って信頼するのかが重要となります。以上に関しての状況等について説明します。

須川 賢洋 氏(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教、
IDF理事)
小講演題:「PL法や責任分界関連」
概  要:ソフトウェアとハードウェアが複雑に混じり合うIoTやM2Mにおいては、法律の関係もまた当然のように複雑になります。特に責任をどこに求めるかということに関しては混沌としています。また一見するとコンシューマの救済に役に立ちそうな製造物責任法(PL法)も実はそれ程使い勝手が良くありません。この分野においては今後ますます実体の把握が困難になることが予想されますが、そのような中で法はどのようにあれば良いかを考察します。

湯淺 墾道 氏(情報セキュリティ大学院大学 学長補佐、
情報セキュリティ研究科 教授、IDF理事)
小講演題:「個人情報・プライバシーの利活用の広がりと保護の課題」
概  要:本格的なIoTの時代を目前に控えているが、法律上の課題は山積しています。特に、すべてのものがインターネットにつながるということは、すべてのものを使うユーザーの個人的な利用状況がインターネットを経由して提供されるということを意味するため、個人情報やプライバシーの保護と利活用のバランスが大きな課題となります。個人情報保護法の改正法の内容も念頭に置きながら、IoT時代の個人情報やプライバシーの保護について検討したいと思います。

大倉 健嗣 氏(LINE(株) 法務室 シニアカウンセル・弁護士)
小講演題:「LINEサービスのご紹介とIoTプラットフォームとしての可能性」
概  要:IoTの分野でLINEプラットフォームが利用されている実例をご紹介し、関連する法律上、情報セキュリティ上のトピックについてご説明致します。

■■ポイント対象■■
公認不正検査士(CFE)の継続的専門教育(CPE)の対象となります。
ITコーディネータの運用ガイドラインに準じ、4時間1ポイント(対象最大12時間)を付与します。
ISACA認定資格(CISA/CISM/CGEIT/CRISC)は50分1CPE(対象10時間20分)となります。

■■企業展示コーナー■■
珊瑚・真珠の間
14日(月)12:00~18:00/15日(火)09:30~15:00
協賛企業各社のフォレンジック製品、セキュリティ製品の展示・説明を行います。

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