第48号コラム「デジタル・フォレンジックと歴史」

第48号コラム:佐々木 良一 理事(東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 教授)
題:「デジタル・フォレンジックと歴史」

最近、情報セキュリティの歴史をまとめる動きがいろいろなところであります。1つは、情報処理推進機構が、「情報セキュリティ教本改訂版」実教出版、2009のなかで攻撃事例や法律や政策を中心に、1985年からの歴史をまとめています。また、日本ネットワークセキュリティ協会もビジネスを中心に歴史をまとめようとしています。さらに、情報処理学会でも、学会50周年を前に、情報セキュリティも含め、歴史をまとめることになっており、現在準備中です。個人的で、かつ、暗号応用やデジタル署名に関する部分だけの歴史ですが私も頼まれてECOMという組織に下記のような雑文を書きました。(http://www.ecom.jp/news/ECOMNewsNo.42.pdf)※リンク切れ
このように歴史をまとめることが増えてきたのは、セキュリティの研究やビジネスが立ち上がってから約25年になり、記録しておく必要性をいろいろなところで感じ始めたからでしょうか。ちなみに、今の電子情報通信学会の「暗号と情報セキュリティシンポジウムSCIS」が始まったのが1984年、日本セキュリティマネジメント学会が発足したのが1986年です。