コラム第920号:「複雑化する重要インフラ規制」
第920号コラム:湯淺 墾道 理事(IDF副会長、明治大学専門職大学院ガバナンス研究科長)
題:複雑化する重要インフラ規制
日本の官公庁の仕組みは複雑であり、権能や位置づけを正確に理解するのは難しい。たとえば内閣、内閣官房、内閣府の違いとそれぞれの法的な位置づけや権限を正確に説明できる人は決して多くはないだろう。委員会にもさまざまなものがあるが、原子力規制委員会のような3条委員会、国家公安委員会や公正取引委員会のように3条委員会と同様の権限を持ち内閣府設置法に基づき設置される委員会、8条委員会があり、その位置づけや構成、権限は異なっている。
官公庁の仕組みが複雑である分、規制権限の分配と行使についても単純ではなく、複数の権限がオーバーラップしていて権限間の優先度が明確に定められていない場合もある。
