第251号コラム「APT攻撃に対応する最近のセキュリティ製品について」
第251号コラム:舟橋 信 理事(株式会社UBIC 取締役)
題:「APT攻撃に対応する最近のセキュリティ製品について」
一昨年の9月に、標的型メール攻撃により某重工業からの情報漏えいが発覚し、その後も衆参両議院、中央官庁、防衛産業などからの情報漏えいが報道されている。
海外においては、2010年にイランの核燃料工場の遠心分離機の一部破壊に成功したと言われるStuxnetウィルスによる重要インフラ施設に対する初めてのサイバー攻撃などが報じられている。
APT(Advanced Persistent Threats:高度で継続的な(執拗な)脅威)と呼ばれているこれらのサイバー攻撃は、喫緊の脅威として認識が高まってきているところである。
これに関連して、先日公開された、米国企業MANDIANT社の報告書「APT1 Exposing One of China’s Cyber Espionage Units」においても、中国共産党の軍隊である人民解放軍の61398部隊の一部と思われるハッカーグループAPT1により、英語圏に所在する少なくとも141の組織から、数百テラバイトの大量のデータが盗みだされたと言われている。
