第85号コラム「国際競争とデジタル・フォレンジック」
第85号コラム:池上 成朝 幹事(株式会社UBIC フォレンジック事業部 上級分析官)
題:「国際競争とデジタル・フォレンジック」
前回まで米国におけるフォレンジック・ディスカバリに関して2回に渡り記述をしてきましたが、今回はアジアまでテーマを広げ、国際競争の中でどのようにデジタル・フォレンジック技術が活用されているかを考えてみます
既知の通り米国には多くの企業が進出し、その多くは母国で製品を開発製造し、米国へ輸出を行っています。しかし様々な国の製品が米国へ輸出され、消費される中でどうしても非常に似ている製品が販売され、製品のアイデアや技術が実はある企業の開発者から流出したのではないか、販売されている製品から模倣されたのではないかとの議論が発生します。企業は米国政府機関に模倣をしている企業の製品の輸入差し止めを申請することが出来ます。現在非常に高度な製品がアジア各国から販売されていますので、当然アジア企業同士でどちらが模倣したのかという議論が続くことになります。
