「ヘルスケア」分科会(第23期第1回)

「ヘルスケア」分科会
(各分科会の活動内容についてはこちらをご覧下さい)

■開催日時: 2026年8月3日(月)18:00~19:00(オンライン)

■テーマ:Physical AIとロボットが変える外科医療――安全な社会実装に向けたデジタル・トラストの課題

■講師:和田 則仁 氏(神戸大学大学院医学研究科 医療創成工学専攻 特命准教授、IDF理事)

■講演概要:
外科医療は、AI、ロボット、映像解析、センサー技術、医療情報システムの発展により、新たな時代を迎えつつあります。手術室は、熟練した外科医の経験と技能に依存する閉じた空間から、データが収集され、解析され、医療の質向上や安全性向上に活用される「AI-readyな知能空間」へと変化しようとしています。この変化は、外科医不足や働き方改革、医療の地域格差、医療費の持続可能性といった社会課題に対しても、大きな可能性を持っています。

一方で、AIやロボットが医療行為に深く関与するほど、そこには新たなリスクと説明責任が生じます。AIは何を根拠に判断したのか、医療機器はどのように作動していたのか、データは改ざんされていないのか、インシデント発生時に何を検証できるのか。これらは医療安全だけでなく、医療機器としての審査、保険収載、サイバーセキュリティ、責任分界、患者同意、プライバシー、医療費、そして国民から見た医療への信頼にも関わる重要な論点です。

本講演では、外科医療の現場から見た手術室DXとAI活用の方向性を紹介しつつ、AI-ready手術室の社会実装に必要となるデジタル・トラストとデジタルフォレンジックの役割を考えます。特に、外科医不足や働き方改革が進むなかで、AIとロボットによる支援を安全かつ持続可能な医療として実装するために、どのような記録性、真正性、検証可能性、監査可能性が求められるのかを議論します。

■講師略歴:
神戸大学大学院医学研究科 医療創成工学専攻 特命准教授。医師、医学博士、FACS。消化器外科医として、消化器外科手術、腹腔鏡手術、ロボット支援手術を含む低侵襲外科治療に従事。現在は、外科医療の現場経験を基盤に、医療機器開発、医工連携、手術室DX、AI Robotic Surgery、AI-readyな医療環境の構築に関する研究・教育を進めている。神戸大学において、臨床現場、工学、産業界を結び、次世代の医療技術を社会実装につなげる取り組みを推進している。

■定員:オンライン視聴参加 100名まで

■参加条件:
IDF会員、またはその紹介による非会員の方。
※参加をご希望される非会員の方には、是非IDF入会をお勧め下さい。

■参加費:無料(要事前登録)

■お申し込みの締切り:
下記期限までですが、定員に達し次第、受付を締め切ります。
7/28(火)12:00 
受付を終了しました。

皆様のご参加をお待ち申し上げております。