第16号コラム「デジタル・フォレンジックと法制度研究」
第16号コラム:小向 太郎 理事(株式会社情報通信総合研究所 法制度研究グループ部長 上席主任研究員)
題:「デジタル・フォレンジックと法制度研究」
このコラムで佐藤理事から「デジタル・フォレンジックというカタカナ言葉では仮性対話に陥りやすいので注意しなければなりません」という重要な指摘がありました(第14回コラム「デジタル・フォレンジックの体系化の意義」)。私なりの理解では、デジタル・フォレンジックという言葉の射程や問題意識がはっきりしないので、同床異夢な議論や同義反復な整理に陥りやすいということだと思います。
佐藤理事も言及されているように、まだ新しい分野なので仕方がない面がありますが、デジタル・フォレンジックといっても人によって随分扱う分野が違うなと、私も痛感しています。当初は、広く議論していけばよいのではないかという考え方もあり得ると思います。しかし、一定の段階で、どのような射程で議論をしているのかを明確にすることも必要でしょう。
