第104号コラム「デジタル・フォレンジックが専門家の手から離れる時代が始まる」
第104号コラム:守本 正宏 氏(株式会社UBIC 代表取締役社長、IDF理事)
題:「デジタル・フォレンジックが専門家の手から離れる時代が始まる」
サブプライムローン問題に端を発する世界的不況は世界のさまざまなあり方を変えてきました。我々が関わっているデジタル・フォレンジックの世界も例外ではありません。今後この不況を脱したからといって以前と同じ世界に戻るというわけにはいかないでしょう。それではどのように変わるのかということですが、デジタル・フォレンジックの世界で言えば、私の個人的な見解としては、デジタル・フォレンジックを専門家以外の方が活用する機会が増えていくようになると考えています。
これまではデジタル・フォレンジックというと全てデジタル・フォレンジックの専門家もしくは弁護士などに任せるしかありませんでしたし、基本的にそのこと自体が大きな問題ではありませんでした。しかし、今後は専門企業ではない、通常の事業会社の法務部、知財部、コンプライアンスの人たちが自ら活用する状況になってきているということです。
それではなぜそのような状況になってきたのでしょうか?いくつか理由が考えられと思いますが私はあえて3つ挙げさせていただきます。
