第238号コラム「リーガルプロセスにおけるバリューチェーンの変化」
第238号コラム:守本 正宏 理事(株式会社UBIC 代表取締役社長)
題:「リーガルプロセスにおけるバリューチェーンの変化」
リーガルプロセスには証拠もしくは証拠とまでいかなくてもさまざまな状況における判断の材料としてのドキュメント情報が必要となることがあります。これまでは、あらゆるリーガルプロセスに関しては弁護士による作業に非常に価値がありました。なぜなら法律の専門家による分類、選択、判断が法的対応をするためには不可欠だからです。バリューチェーンのほとんどは法律事務所内にありました。
しかしながら、最近はバリューチェーンが変化してきました。ITの発達により、企業のもつ情報のほとんどが電子データになったからです。特に書面情報が以前の時代に比較して電子データの情報量が圧倒的に多くなったことと、その取り扱いが高度に複雑になっていることによります。いまやハイテク技術がなくては、特に大量の電子データをもっている企業においては訴訟も戦えない時代になっています。
そしてITが発達するにつれ、高品質、高速転送技術などが進み、その容量は益々肥大化してきました。それに加え、暗号化技術の発達やさまざまなアプリケーション、データベース、ソーシャルネットワークの利用拡大等、その取扱いの複雑さも益々増大してきました。
