第102号コラム「子どもとネット安全に関する諸問題~今年も南紀白浜で会いましょう~」
第102号コラム:上原 哲太郎 理事(京都大学 学術情報メディアセンター)
題:「子どもとネット安全に関する諸問題~今年も南紀白浜で会いましょう~」
私は以前から、別のNPO(情報セキュリティ研究所)の活動として小学校~高校において情報セキュリティや倫理に関する講義をする活動をしています。以前は和歌山県下中心、せいぜい近畿を活動領域にしていたのですが、最近は毎日新聞社さんの「だいじょうぶキャンペーン」との協業で全国あちこちに出かけるようになりました。
3月には千葉県いすみ市の小学校で、保護者向けにケータイやネットの利用について注意するべき点をお話ししました。
また学校の先生方ともお話しして、昨今の子どもとケータイに関する状況を伺っています。
以前から感じていたことではありますが、子どもの安全・安心とITセキュリティとの間には大変面倒で難しい問題がたくさん横たわっています。特に問題だと思われるのは、ケータイやインターネットの利活用力は子どもたちが保護者を上回ることが少なくないため、家庭内において保護者が子どもたちに指導的な役割を果たせていないのではないか、という点です。実際、保護者の皆さんに伺っても、ケータイやインターネットの利用に関して漠然と不安を持っていても具体的にどのようなことを子どもたちに教えてよいか判らず、学校での指導に期待する声が少なからずあります。
